テイラー・スウィフトが2023年にNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のスター選手トラヴィス・ケルシーとの交際を開始して以来、NFLには約10億ドル(約1,500億円)に相当する宣伝効果がもたらされたことが明らかになった。
「テイラー・スウィフト効果」でNFLが活況
報道によると、テイラー・スウィフトの影響により、NFLのチケット販売やグッズ売上が急増した。特に女性ファンの間で人気が高まっているという。
市場調査会社MarketWatchのデータによれば、スウィフトがケルシーの試合を観戦することで生まれたブランド価値は、2024年1月28日のAFCチャンピオンシップゲームまでに3億6,675万3,290ドル(約550億円)に達した。
さらに、2025年1月27日までには、さらに6億3,430万4,163ドル(約950億円)の価値が加わり、合計で約9億9,236万1,912ドル(約1,500億円)もの経済効果を生み出したことになる。
ソーシャルメディアとメディア露出が後押し
Apex Marketingの社長エリック・スモールウッド氏は、「スウィフト効果」によるNFLへの影響がソーシャルメディアやデジタルニュースによってさらに拡大したと分析する。
「2024年のNFLシーズン開始前から、この影響は続いていた。チーフスが勝利を重ねるごとに全国放送での露出が増え、プレーオフやスーパーボウルへとつながった」と述べている。
テイラー・スウィフトが試合に登場するたびに、スポーツメディアだけでなく、通常はNFLを取り上げないエンターテイメントメディアまでもが彼女に注目したことが、この影響をさらに押し上げた。
【動画】2024年スーパーボウルでカンザス・シティ・チーフスが2連覇を達成した直後に抱き合うテイラー・スウィフトとトラヴィス・ケルシー
若年層女性ファンが急増
NFLのソーシャル・インフルエンサー・コンテンツマーケティング担当上級副社長であるイアン・トロンベッタ氏によると、テイラー・スウィフトの影響により、NFLのソーシャルメディア消費量が13~24歳の女性の間で顕著に増加しているという。
テイラーはケルシーとの交際開始以来、カンザスシティ・チーフスのホームスタジアムであるアローヘッド・スタジアムで彼の試合を頻繁に観戦してきた。直近では、2025年2月9日にニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで開催されたスーパーボウルにもVIPスイートで友人とともに姿を見せた。
試合ではチーフスがフィラデルフィア・イーグルスに敗れたものの、関係者によれば、スウィフトは「これ以上ないほどケルシーを誇りに思っていた」という。
来シーズンも「スウィフト効果」は続く?
スウィフトが来シーズンもアローヘッド・スタジアムでケルシーを応援するかどうかは不透明だ。ケルシーの引退に関する噂も浮上しており、今後の動向が注目される。
いずれにせよ、スウィフトの存在がNFLにもたらした経済効果は計り知れず、スポーツ界とエンターテイメント界をつなぐ新たなムーブメントを生み出したことは間違いない。
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