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名優ジーン・ハックマン、95歳で死去 『許されざる者』『スーパーマン』など名作を遺す

ジーン・ハックマン FILMS/TV SERIES
ジーン・ハックマン photo: Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com

ハリウッドを代表する名優ジーン・ハックマンが、2025年2月26日、ニューメキシコ州サンタフェの自宅で亡くなった。享年95。妻のベッツィ・アラカワ(64歳)、そして愛犬も共に息を引き取っているのが発見された。警察によると、事件性はなく、死因は現在調査中とのこと。​

 

【動画】ジーン・ハックマン死去のニュースを伝えるNBC

 

映画界の巨星、ジーン・ハックマン

ジーン・ハックマンは、1960年代から2000年代まで第一線で活躍し、『フレンチ・コネクション』(1971年)や『許されざる者』(1992年)でアカデミー賞を受賞。その他にも『スーパーマン』(1978年)、『俺たちに明日はない』(1967年)、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001年)など数々の名作に出演した。彼の演技は観客を魅了し、リアリティあふれるキャラクターを生み出すことで知られていた。​

 

俳優業からの引退と静かな晩年

2004年に公開された『ウェルカム・トゥ・ムースポート』を最後に俳優業から引退。その後は映画界の表舞台から距離を置き、妻ベッツィと共にニューメキシコで穏やかな生活を送っていた。彼の最後の公の場での姿は、2003年のセシル・B・デミル賞受賞時だった。​

 

ハリウッドからの追悼の声

ジーン・ハックマンの死去に際し、映画界からは多くの追悼の声が寄せられている。『カンバセーション…盗聴…』(1974年)で彼を監督したフランシス・フォード・コッポラは、「彼の存在と功績を讃える」とコメント。また、俳優のアントニオ・バンデラスは「映画界にとって悲しい日」とSNSで哀悼の意を表した。​

スター・トレックのジョージ・タケイは「彼の演技は唯一無二だった。彼の仕事は永遠に生き続ける」と称賛。さらに、イギリスの映画監督エドガー・ライトも「彼は最高だった」と追悼の意を示した。​

ジーン・ハックマンは、最初の妻フェイ・マルテーゼとの間に3人の子供をもうけており、クリストファー、エリザベス・ジーン、レスリー・アンの3人が彼の遺族となる。​

彼の死は多くの映画ファンにとって大きな喪失となるが、その卓越した演技と多くの名作は、今後も語り継がれていくだろう。ハリウッドの歴史に刻まれた巨星の輝きは、決して消えることはない。

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