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ミシェル・トラクテンバーグ、共演者マシュー・ペリーの死に衝撃受けていた ― 映画『セブンティーン・アゲイン』で父娘役を演じた二人の悲しい結末

ミシェル・トラクテンバーグ(左)、マシュー・ペリー(右) FILMS/TV SERIES
ミシェル・トラクテンバーグ(左)、マシュー・ペリー(右) photo: Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com

ミシェル・トラクテンバーグは、映画『セブンティーン・アゲイン』で故マシュー・ペリーと父娘役を演じた。そして今、彼女もまた若くしてこの世を去った。39歳という早すぎる死。彼女はペリーの死に深い衝撃を受け、自身の運命に不安を抱えていたという。そして、その不安は現実となった。

 

マシュー・ペリー急逝に「打ちのめされていた」

ミシェル・トラクテンバーグがニューヨークの自宅で亡くなった。彼女は映画『セブンティーン・アゲイン』やドラマ『バフィー ~恋する十字架~』『ゴシップガール』などで知られ、多くのファンに愛された存在であった。

「ゴシップガール」ミシェル・トラクテンバーグ、39歳で死去 ー 肝移植後の悲劇

MailOnlineが関係者に取材したところよると、ミシェルは2023年に亡くなった俳優マシュー・ペリーのニュースに大きな衝撃を受けていたという。映画『セブンティーン・アゲイン』で共演したマシュー・ペリーは、2023年10月にロサンゼルスの自宅で54歳で亡くなった。

マシュー・ペリーは、長年依存症と闘いながらも、俳優として第一線で活躍していた。その姿を間近で見ていたミシェルにとって、彼の突然の死は想像を絶するショックだったに違いない。彼女は当時、その死を受け入れることが難しく、自分も若くして亡くなるのではないかという不安を抱えていたとされる。

映画『セブンティーン・アゲイン』で共演するミシェル・トラクテンバーグとマシュー・ペリー

映画『セブンティーン・アゲイン』で共演するミシェル・トラクテンバーグとマシュー・ペリー  photo: Collection Christophel / Alamy Stock Photo

「ミシェルはマシューがあのようなことになるとは想像すらしていなかった。彼が苦しんでいたことは知っていたが、それでも彼が亡くなるとは思わなかったのだ」と、関係者は語る。彼女にとってマシューの件は、人生の儚さを改めて実感する出来事となった。「依存症に苦しむ人は誰でも突然命を落とす可能性がある、と彼女は考えるようになった」とのことだ。

 

肝臓の手術後に抱えていた不安

ミシェル・トラクテンバーグは最近、肝臓の手術を受けていた。手術を受ける際、「自分もマシューのように死んでしまうのではないか」と恐れていたと関係者は証言している。

「手術の同意書に署名する際に、彼女は死を意識せざるを得なかった。病院では、もしもの時に備えた書類にサインを求められる。それが彼女にとってはとても不安だったようだ」と関係者は話している。

同メディアによると、肝移植手術を受けた患者の約7%が1年以内に亡くなるとされ、特に手術後6か月間のリスクが高いという。死因としては感染症、がん、心血管疾患、呼吸器疾患などがあるが、ミシェルの死因については現時点で詳細は明らかにされていない。

 

39歳という若すぎる死

ミシェル・トラクテンバーグは、マンハッタンのワン・コロンバス・プレイスにある彼女の自宅で意識を失った状態で発見され、現場で死亡が確認された。ニューヨーク市警(NYPD)は「事件性はない」と発表している。

SNSでは「健康状態を心配していた」という声が多く寄せられていた。2024年には、あるファンが彼女の痩せた姿を見て「病気ではないか?」とコメントしたところ、ミシェル本人が「私は38歳であって14歳ではない。そんなコメントをするあなたの方が悲しい」と反論。その後、彼女は自身の健康をアピールするために自撮り写真を投稿し、「私は幸せで健康」と強調していた。

ミシェル・トラクテンバーグは幼い頃から芸能活動を開始。子役としてテレビCMやニコロデオンの『ピートとピートの冒険』に出演し、キャリアを築いた。2000年には、人気ドラマ『バフィー ~恋する十字架~』で主人公バフィーの妹ドーン・サマーズ役を演じ、一躍有名になった。また、2008年から2012年にかけては、大ヒットドラマ『ゴシップガール』でジョージーナ・スパークスを演じ、強烈な個性を発揮した。

映画では2009年に『セブンティーン・アゲイン』に出演し、マシュー・ペリーの娘マギー・オドネル役を演じた。彼女の繊細な演技は多くのファンに愛されていた。

 

54歳でこの世を去ったマシュー・ペリー

マシュー・ペリーは、米国生まれカナダ育ちの俳優で、シットコム『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で世界的な人気を博した。1994年から2004年まで続いた同シリーズは、彼のユーモアと独特な演技スタイルを確立し、彼をハリウッドのスターに押し上げた。その後も映画『セブンティーン・アゲイン』やドラマ『ザ・ホワイトハウス』などで活躍したが、アルコールや処方薬の依存症との闘いが続き、公私ともに困難な時期を経験。2023年10月、ロサンゼルスの自宅で54歳の若さで亡くなり、多くのファンや共演者が悲しみに包まれた。

現在、米国ではマシュー・ペリーの生涯を追ったドキュメンタリー番組『Matthew Perry: A Hollywood Tragedy』が、ストリーミングサービスPeacockで配信されている。この番組では、マシュー・ペリーの人生とキャリア、そして彼の死にまつわる捜査について、詳細に語られており、話題となっている。

Matthew Perry: A Hollywood Tragedy 予告編

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