2025年3月1日(土)にロンドンのO2アリーナで開催されたブリットアワードで、会場中が涙に包まれる特別な瞬間が訪れた。昨年10月に急逝したリアム・ペインを偲び、彼の輝かしいキャリアと温かな人柄を称える感動的な映像が上映されたのだ。
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リアム・ペインの軌跡を振り返る感動の追悼映像が会場を涙で包む
司会のジャック・ホワイトホールが追悼の言葉を述べた後、会場の巨大スクリーンにリアムの人生と音楽の軌跡を振り返るモンタージュ映像が映し出された。
バックにはワン・ダイレクションの「Little Things」が静かに流れ、観客の涙を誘った。
【動画】ブリットアワードで上映されたリアム・ペインの追悼映像
映像は以下のようなシーンで構成されていた。
1. 幼少期から「Xファクター」への道
幼いリアムが家族と一緒に過ごす微笑ましい写真。
2008年、「Xファクター」に初めて挑戦した際の映像(当時14歳で、審査員のサイモン・コーウェルに「まだ若すぎる」と言われたシーン)。
2010年、再挑戦した「Xファクター」で歌う姿。このとき、ワン・ダイレクション結成の瞬間も含まれていた。
2. ワン・ダイレクション時代
バンドの結成当初のリハーサルや、メンバーと楽しげに笑い合う未公開映像。
ファーストシングル「What Makes You Beautiful」のMV撮影時の舞台裏。
ライブで満員の観客を前に歌うリアムの姿。
ファンとの交流を大切にしていたリアムが、コンサート後にファンの手を握り、笑顔を向けるシーン。
3. 家族との時間
息子ベアくんを抱きしめるリアムの愛情あふれる写真。
彼がプライベートで家族と過ごすシーン。
エリザベス女王と対面する貴重な一枚。
4. ソロアーティストとしての成功
「Strip That Down」や「For You」(リタ・オラとのコラボ)**のパフォーマンス映像。
ブリット・アワードでの受賞シーン(ワン・ダイレクション時代に7つのBRIT賞を獲得)。
2018年、リタ・オラとともにブリット・アワードで「For You」を熱唱する姿。
2019年、ソロとして「Live Forever」を披露したBRITs特別番組のワンシーン。
5. 突然の別れと、ファンの悲しみ
2024年10月16日、リアム・ペインがホテルのバルコニーから転落し、31歳でこの世を去ったことを伝える報道の映像。
彼を偲ぶファンのSNS投稿がスクリーンに映し出される。
画面には「Forever in Our Hearts, Liam Payne (1993-2024)(永遠に私たちの心の中に、リアム・ペイン 1993-2024)」というメッセージとともに、彼の温かな笑顔の写真が映し出された。
ルイ・トムリンソンが感謝、ファンから感動の声
この追悼映像の後、会場にはしばし静寂が訪れた。しかしすぐに、観客からは温かい拍手が巻き起こった。
ワン・ダイレクションのメンバーの一人、ルイ・トムリンソンはX(旧Twitter)で「ありがとう @BRITs、美しいトリビュートだった。兄弟よ、いつも恋しいよ。」と投稿し、彼への思いを綴った。
Thank you @BRITs . Beautiful tribute.
Miss you always brother x
— Louis Tomlinson (@Louis_Tomlinson) March 1, 2025
SNSでもファンからの感動の声が相次いだ。
「あの映像、涙が止まらなかった。リアムはずっと私たちの心の中にいる。」
「今でも信じられないけど、あのトリビュートは本当に美しかった。」
「Xファクターでの彼を見て育ったから、今夜の映像は胸に響きすぎた…」
リアム・ペインが遺したもの
リアム・ペインは、単なるアーティストではなかった。彼の歌声、温かな人柄、ファンを大切にする姿勢は、今後も世界中の人々の心に刻まれ続けるだろう。
ブリット・アワードの公式プログラムには、彼を称える言葉が記されていた。
「リアム・ペインは、音楽界に永遠に名を残す存在である。彼の楽曲は時代を超え、これからも愛され続けるだろう」
彼の音楽、そして彼がもたらした感動は、これからも人々の心に生き続ける。
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