デミ・ムーア、本命視されたアカデミー主演女優賞を逃し悔しさにじませる、ファンも大ブーイング

デミ・ムーア FILMS/TV SERIES
デミ・ムーア Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com
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3月2日(現地時間)に開催された第97回アカデミー賞授賞式で、映画『サブスタンス』に主演したデミ・ムーア最優秀主演女優賞を逃した。前哨戦となる複数の授賞式でデミ・ムーアは賞を獲得。アカデミー賞でも本命候補とされていただけに、受賞を逃したショックは大きかったようだ。

 

受賞発表の瞬間、ムーアの表情に悔しさがにじむ

デミ・ムーア『サブスタンス』での圧倒的な演技が評価され、ゴールデングローブ賞や全米映画俳優組合賞(SAG)、クリティクス・チョイス賞など数々の賞を受賞していた。そのため、アカデミー賞でも本命と目されていたが、受賞者として25歳の若手女優マイキー・マディソン(映画『ANORA アノーラ』主演)の名前が発表された瞬間、デミの表情は一変した。

MailOnlineの報道では、唇の動きを読み取る専門家によると、デミはその瞬間「ナイス」と口にしたが、笑顔はなかった。まるでその言葉を無理に発したかのように、わずかにうなずきながら口を動かしただけだったという。さらに、名前が読み上げられた際には、顎に力を入れた様子で明らかに緊張していた。

【動画】アカデミー賞主演女優賞発表の瞬間 – Entertainment Tonighのニュース

 

【写真】主演女優賞発表の瞬間 – デミ・ムーアの表情がこわばる

デミ・ムーア

 

まさかの結果にファンが大ブーイング

この意外な受賞結果に、デミ・ムーアのファンはすぐさまSNSで反応した。X(旧Twitter)では「デミ・ムーアこそが受賞すべきだった」「まさかの敗北、オスカーを盗まれた」といった怒りの声が相次いだ。

「デミ・ムーアが受賞すると思っていた。#Oscars2025 #Oscars」と投稿するファンがいる一方で、「ムーアのスピーチが聞けなかったのが悔しい」「ホラー映画ファンを怒らせたな」と嘆く声も見られた。

また、映画『サブスタンス』のストーリーと今回の受賞結果を重ねる声も多かった。本作は、年齢を重ねた女性が若さを取り戻すために秘密の薬を使うという物語であり、「デミ・ムーアがマイキー・マディソンに負けたのは、まるで映画のストーリーそのもの」「ハリウッドはまた若手を優遇し、ベテランの才能を無視した」とのコメントも散見された。

さらには、Huluでのアカデミー賞の配信が途中で止まったことを指摘し、「Huluがデミ・ムーアの敗北を見せるのに耐えられなかったんだろう」「勝利を確信してお祝いのツイートを書きかけていたのに…」といった皮肉めいた投稿もあった。

 

意外な勝者、マイキー・マディソンのスピーチ

受賞したマイキー・マディソンはスピーチで「とても現実とは思えない」「ハリウッドが遠い存在に感じていたが、今ここに立てていることが信じられない」と語った。また、自身が主演した映画『ANORA アノーラ』が性産業に従事する女性の物語であることに触れ、「この経験を通じて出会った素晴らしい女性たちに敬意を表したい」と述べた。

さらに、同じくノミネートされていたデミ・ムーアを含む候補者たちに対して「彼女たちの知性と美しさ、素晴らしい演技に敬意を表したい」とコメントし、ムーアに向けても称賛の言葉を贈った。

デミ・ムーアにとって、今回のアカデミー賞は非常に悔しい結果となった。彼女は受賞こそ逃したものの、『サブスタンス』での演技が高く評価され、多くの賞を獲得してきた事実に変わりはない。しかし、ファンの間では「なぜムーアが受賞できなかったのか」という疑問がくすぶり続けているようだ。

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