メグ・ライアン、27年ぶりにアカデミー賞登場、ビリー・クリスタルと再会し『恋人たちの予感』コンビが復活、名セリフのパロディを披露【動画あり】

メグ・ライアン、ビリー・クリスタル FILMS/TV SERIES
メグ・ライアン(左)、ビリー・クリスタル Featureflash Photo Agency, Phil Stafford / Shutterstock.com
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2025年3月2日、第97回アカデミー賞が開催され、女優のメグ・ライアンが27年ぶりにオスカーの舞台に姿を現した。彼女は、かつての共演者ビリー・クリスタルとともに作品賞のプレゼンターを務め、映画『恋人たちの予感』(1989年)での名コンビが復活した。

 

華麗なレッドカーペット登場

メグ・ライアンは、この夜のために選んだストラップレスの赤いベルベットドレスで登場。ドレスには太ももまでのスリットが入り、足元にはブラックのプラットフォームヒールを合わせた。さらに、ホワイトダイヤモンドのブレスレットを身につけ、彼女の象徴ともいえるウェーブのかかったボブヘアでファンを魅了した。

一方のビリー・クリスタルも、クラシックなブラックスーツに身を包み、オスカーのステージに相応しいエレガントな装いを披露した。

 

『恋人たちの予感』の名セリフのパロディを披露

授賞式の終盤、会場に「It Had to Be You」が流れるなか、メグ・ライアンとビリー・クリスタルが登場。この曲は『恋人たちの予感』のサウンドトラックに使用されていたことで有名だ。

プレゼンターとしての掛け合いでは、クリスタルが過去9回のアカデミー賞司会を務めたことをジョーク交じりに話し、ライアンが「最初はいつだった?」と尋ねると、クリスタルは「9着のタキシード前さ」と返した。

さらに、ビリー・クリスタルは『恋人たちの予感』の名ゼリフをオスカー用にアレンジ。

「なぜなら、一生オスカー受賞者として生きられるとわかったら、その一生を一秒でも早く始めたくなるからね」

と語り、会場の観客から大きな拍手を浴びた。

ちなみに元ネタとなった映画の中のセリフは次の通り:

「今夜ここに来たのは、人生の残りを誰かと一緒に過ごしたいと気づいたら、その人生を一秒でも早く始めたくなるからだ。」
“I came here tonight because when you realize you want to spend the rest of your life with somebody, you want the rest of your life to start as soon as possible.”

 

2人で作品賞を発表

メグ・ライアンとビリー・クリスタルは、この夜最大の賞である作品賞を発表。受賞作はショーン・ベイカー監督の『ANORA アノーラ』に決定した。

『ANORA アノーラ』は作品賞のほか、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門を制し、大きな注目を集めた。

 

今年はスーパーボウルCMでも共演 – あの伝説のシーンを再現

この夜の『恋人たちの予感』コンビの復活は、今年初めに話題となったスーパーボウルCMでの共演があったからこそ、さらに特別なものとなった。

ライアンとクリスタルは、マヨネーズブランド「ヘルマン」のCMで再共演し、映画の有名なシーンを再現。舞台はニューヨークのカッツ・デリカテッセンで、二人がかつて座ったテーブルで撮影が行われた。

あの『恋人たちの予感』伝説のシーンを再現、シドニー・スウィーニーも出演

元ネタ『恋人たちの予感』伝説のシーン

「この映画の35周年にあたる年だったし、これまで似たようなオファーはあったけど、今回初めて納得できるものだった」とクリスタルは語っている。また、ライアンも「制作チームが映画の世界観やキャラクターに深い敬意を持ってくれていた」と感謝を述べた。

 

27年ぶりのオスカーで魅せた存在感

メグ・ライアンが最後にオスカーの舞台に立ったのは1998年。当時の夫デニス・クエイドと共に出席し、黒の長袖ドレスをまとい、クエイドとお揃いのブラックのサングラスをかけていた。

長い年月を経ての再登場となったが、彼女の華やかさは変わらず、往年のファンを喜ばせた。授賞式の舞台裏では、主演女優賞にノミネートされていたデミ・ムーアとも親しげに談笑し、久しぶりの社交の場を楽しんでいた様子だった。

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