ハル・ベリー、アカデミー賞でエイドリアン・ブロディに熱烈キス、22年前の“お返し”果たす【動画あり】

ハル・ベリー(左)、エイドリアン・ブロディ(右) DFree, Tinseltown / Shutterstock.com / Shutterstock.com FILMS/TV SERIES
ハル・ベリー(左)、エイドリアン・ブロディ(右) DFree, Tinseltown / Shutterstock.com / Shutterstock.com
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2025年のアカデミー賞で、ハル・ベリーエイドリアン・ブロディ22年前の伝説的なキスを再現した。あの衝撃の瞬間から二十余年が経ち、2人の間にどのような変化があったのか?

 

2003年、衝撃のキス事件

2003年のアカデミー賞授賞式で、ハル・ベリーは主演男優賞のプレゼンターとして登壇。受賞者は、映画『戦場のピアニスト』で歴史に残る演技を見せたエイドリアン・ブロディだった。感極まったエイドリアンは、壇上に駆け上がるや否やハル・ベリーを強く抱きしめ、突然キスを交わした。この予想外の行動に、会場は驚きと歓声に包まれた。

当時、ハル・ベリーは完全に不意を突かれたようで、後に「本当に驚いた。『何が起こってるの!?』と頭の中で叫んでいた」と振り返っている。それでも、彼女はその瞬間を受け入れ、会場の熱気とともに歴史に残るシーンが誕生した。

 

22年ぶりの再会、そして”お返し”のキス

それから22年が経ち、2025年3月2日、第97回アカデミー賞のレッドカーペットでついに2人は再会した。映画『ブルータリスト』で主演男優賞にノミネートされたエイドリアンは、インタビューを受けていた。その場に現れたハル・ベリーは、彼の恋人ジョージナ・チャップマンに向かって「ごめんなさい、ジョージナ。でも、これはやらなきゃいけないの」と冗談めかしながら断りを入れた後、エイドリアンの首に腕を回し、堂々とキスをしたのだ。

この瞬間、会場は再び騒然。見守っていた観客も、思わず笑顔になった。「21年間、彼をレッドカーペットで捕まえてキスをする機会を待っていたの!」とハル・ベリーは冗談交じりに語り、エイドリアンも笑いながら応じた。

【動画】2003年と2025年のキスについて伝えるE! News

 

エイドリアンの恋人の反応

この再現されたキスに、最も注目が集まったのは、エイドリアンの恋人であるジョージナ・チャップマンの反応だった。しかし、彼女はこの出来事をまったく気にしておらず、むしろノリノリでこの”リターンキス”に協力していたのだ。「ハル・ベリーとのキスを拒める人なんている?」と余裕たっぷりにコメントし、恋人のエイドリアンを茶目っ気たっぷりにからかった。

ハル・ベリー自身も「彼女がOKしてくれたからこそ、実現できたことよ」と語り、このサプライズの裏にはチャップマンの理解があったことを明かした。

 

なぜ、ハル・ベリーは今、キスをしたのか?

ここからはあくまで推測となるが、今回のキスは、単なるお遊びではなく、ハル・ベリーにとって特別な意味を持っていた可能性がある。

まず、2003年当時、彼女は完全に予期せぬ形でエイドリアンにキスをされた。しかし、その出来事は瞬く間にメディアで拡散され、話題となった。あの時、彼女は驚きと困惑を抱えつつも、場の雰囲気を壊すことなく受け入れた。しかし、それから長い年月が経ち、今度は彼女自身がその瞬間をコントロールする立場に立ったのだ。

また、彼女が「借りを返す」と語ったのは、単なる冗談ではなく、女性が主体的にアクションを起こすことの象徴とも捉えられる。2003年のキスは、当時のメディアではロマンチックなハプニングとして扱われたが、現代の視点から見ると「Consent(同意)」の議論を呼ぶものでもある。

しかし今回、ハル・ベリーは完全に自らの意思でこのキスを選び、それを実行した。これは、単に過去の出来事に対するジョークではなく、自身の主体性を示す行動だったとみることができる。

ハリウッドにおける女性の立場や、ジェンダーに関する議論が深まる中で、ハル・ベリーは何を考えてキスをしたのか?今後さらに考察されていくのかもしれない。

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