過去の差別発言をネタにアカデミー賞でジョークにされたカーラ・ソフィア・ガスコン、機転を利かせたユーモアで応戦

カーラ・ソフィア・ガスコン(左)、コナン・オブライエン(右) FILMS/TV SERIES
カーラ・ソフィア・ガスコン(左)、コナン・オブライエン(右) Kathy Hutchins / Shutterstock.com
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2025年のアカデミー賞授賞式で、司会のコナン・オブライエンが女優カーラ・ソフィア・ガスコンに対して放ったジョークが話題となったが、カーラ自身がそれに対して、ユーモアあふれる返しをし、話題となっている。

 

授賞式でのコナン・オブライエンのジョーク

カーラ・ソフィア・ガスコンは映画『エミリア・ペレス』での演技が評価され、主演女優賞にノミネートされた。しかし、彼女は過去の物議を醸したツイートが再浮上し、大きな批判を浴びていた。

今回のアカデミー賞のホストを務めたコナン・オブライエンは、この騒動をネタに、授賞式のオープニングモノローグで次のように発言した。

「『ANORA アノーラ』ではFワード(汚い言葉、罵りの言葉)が479回使われている。これはカーラ・ソフィア・ガスコンの広報担当者が打ち立てた記録を3回上回る」

とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘った。

このジョークは、ガスコンの過去のSNS上での問題発言を皮肉ったものだ。

さらに、

「カーラ・ソフィア・ガスコンも今夜はここにいる。カーラ、もしオスカーについてツイートするなら、私の名前はジミー・キンメルだ」

と続けた。

ジミー・キンメルは昨年の授賞式でホストを務めた人気コメディアン。コナンはカーラからの恐ろしいツイートが自分に向けられるのを避けようとした、というジョークだ。

 

カーラ・ソフィア・ガスコンのユーモラスな反応

通常、このような場面では沈黙を貫いたり、事後に公式声明を発表するのが一般的だが、カーラ・ソフィア・ガスコンは独自のスタイルで応戦した。授賞式後、自身のInstagramにユーモアあふれるメッセージを投稿したのだ。

「@theacademyの皆さん、主演女優賞にノミネートしてくれて、そして授賞式に招待してくれてありがとう。本当に楽しかった! 特に最高のホスト、ジミー・キンメル、彼はすばらしかった。彼は毎日どんどん偉大なコナン・オブライエンに似てきているね!」

と、オブライエンのジョークを逆手に取る形で反応したのだ。

さらに、「たくさんの友人や同僚と再会して抱き合えたことがとても嬉しかった。受賞者の皆さん、おめでとう!」と、祝福のメッセージも付け加えた。

 

ユーモアが評価される一方で…

ガスコンのこの反応に対し、多くのファンや業界関係者は「素晴らしい対応だ」「ユーモアで乗り切る姿勢がかっこいい」と称賛している。特に、批判を受けながらも堂々と授賞式に出席し、ジョークを受け流す余裕を見せたことは、多くの人に好印象を与えた。

しかし、一方で彼女の過去の発言を問題視する声も依然として根強く、「ユーモアで済ませられる問題ではない」「謝罪はしたものの、どこまで本気なのか疑問」という意見もある。ソフィアが今後どのように信頼を回復していくのかが注目される。

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