ポップ界のスター、ケイティ・ペリーが、自身の新ツアー「The Lifetimes Tour」に、14年前に史上最低の曲と揶揄され話題になった「Friday」を歌ったレベッカ・ブラックを起用した。しかし、その決定には賛否が巻き起こり、一部のファンからは「必死すぎる」との批判も寄せられている。
偽巨乳・コラボ動画が波紋を呼ぶ
ケイティ・ペリーは今週、新たなコメディスキットを公開した。この動画では、ペリーがブラックの楽屋を訪れ、ツアーへの参加を打診するという内容だ。しかし、映像の中でブラックは巨大な偽の胸をつけて登場し、ペリーがその姿に驚くシーンが挟まれている。
動画は、ケイティのX(旧Twitter)に投稿され、「私たちのツアーは大きくなるわよ」とのキャプションが添えられた。
We’re going on The Lifetimes Tour. It’s gonna be big ?♾️ @MsRebeccaBlack pic.twitter.com/cN3ysDudny
— KATY PERRY (@katyperry) March 10, 2025
こうした演出が「安っぽい」「痛々しい」と一部のファンの間で物議を醸している。X上では「お前、本当に必死だな」「もう40歳なんだから落ち着け」といった辛辣なコメントが見られる。
一方で、この動画を面白がったりするファンの声や、レベッカ・ブラックの起用に対して肯定的な意見や彼女の音楽キャリアを評価する声も上がっている。
ツアーチケットの売れ行き不振が背景か
今回のレベッカ・ブラックの起用は、ケイティ・ペリーの「The Lifetimes Tour」のチケット販売が低迷していることと関係があると見られている。報道によれば、ペリーはかつてライバル関係にあったテイラー・スウィフトに助言を求めたとも伝えられている。
テイラー・スウィフトは近年「エラズ・ツアー」で爆発的な成功を収めており、ペリーもその成功の秘訣を探ろうとしているのではないかと言われている。
関係者によると、ケイティ・ペリーはテイラー・スウィフトから衣装デザインや照明の演出など、ツアーを成功させるための細かな要素についてアドバイスを受けているというが、まさか「フェイク巨乳」はテイラーの助言に従った結果なのだろうか?
レベッカ・ブラック – 「Friday」の衝撃とその後の復活劇
レベッカ・ブラックは2011年、13歳のときにリリースした「Friday」でバイラルヒットを記録した。当時、その楽曲は「史上最低の曲」と酷評されながらも、一種のミームとして広まり、ブラックは一躍有名になった。その後、彼女は音楽活動を続け、2025年2月には新EP『Salvation』をリリースしている。
レベッカ・ブラック「Friday」
実は、レベッカ・ブラックとケイティ・ペリーは2011年にも共演しており、ペリーの楽曲「Last Friday Night (TGIF)」のMVにレベッカ・ブラックがカメオ出演していた。今回のツアーへの参加は、その縁を再び活かしたものとも考えられる。
ケイティ・ペリー Last Friday Night (T.G.I.F.) 、
ファンの反応は二極化
SNS上では賛否が分かれている。「まさか2025年になって、レベッカ・ブラックがケイティ・ペリーのツアーの目玉になるとは」と驚く声もあれば、「彼女がオープニングアクトなら、むしろ観に行きたい」という肯定的な意見も見られる。
一方で、「ケイティはもう過去の人」「ブラックを起用するなんて、まるで2008年に逆戻り」といった批判的なコメントも目立つ。
ケイティ・ペリーの「The Lifetimes Tour」は、2025年4月23日にメキシコシティで開幕し、11月11日のスペイン・マドリード公演まで、全83公演が予定されている。ブラックがどの程度ツアーに関わるのか、そしてこの話題がチケット販売の起爆剤となるのか、今後の展開に注目が集まる。

映画・海外ドラマ関連を中心に、洋楽や海外セレブ情報も発信。カルチャーとファンの距離を縮める、カルチャーをもっと楽しめるコンテンツをお届け!
☆X(旧Twitter)で最新情報を発信中!今すぐフォロー!