ビリー・ジョエルが、予定されていた8つのスタジアム公演を延期することを発表した。理由は「健康上の問題」によるもので、具体的な病状については明かされていないが、「健康を最優先する必要がある」とコメントしている。
公式発表によると、ジョエルは最近手術を受けており、現在は医師の指導のもとでリハビリを行っているという。「完全に回復する見込み」だとされているが、当面の間はツアーの一部を延期せざるを得ない状況となった。
ビリー・ジョエルは声明の中で、「公演を延期することは残念だが、健康が最優先だ。再びステージに立ち、素晴らしいファンと音楽を分かち合う日を楽しみにしている。理解してくれてありがとう」と述べている。
ツアーの新たな日程
今回の延期により、6月末までのすべての公演が再調整されることとなった。大半の公演は2026年に振り替えられており、次のライブは7月5日にピッツバーグのAcrisure Stadiumで行われる予定だ。
次回予定されていた公演は3月9日のカナダ・トロント公演だったが、これが2026年3月14日に延期された。その後、3月29日に予定されていたデトロイト公演のみ、2025年11月15日へと振り替えられた。他の公演は以下の通り、約1年の延期となっている。
– シラキュース(4月11日) → 2026年4月10日
– シャーロット(5月10日) → 2026年7月3日
– ソルトレイクシティ(5月23日) → 2026年5月22日
– エディンバラ(6月7日) → 2026年6月6日
– リバプール(6月21日) → 2025年6月20日
– ミルウォーキー(4月26日) → 新日程未定(TBD)
2月にはステージ上で激しく転倒
ジョエルの直前の公演は2月22日にコネチカット州のMohegan Sun Arenaで行われた。この公演のアンコール中にステージ上で転倒する場面がファンの動画に捉えられており、その後すぐに立ち上がって公演を続行したものの、一部の観客からは怪我の可能性を心配する声が上がっていた。今回の手術がこの転倒と関係しているかどうかは明らかにされていない。
【動画】ビリー・ジョエルがステージ上で激しく転倒
7月からツアー再開へ
ビリー・ジョエルは7月5日のピッツバーグ公演からツアーを再開する予定だ。年内には、7月18日ヤンキースタジアム(ニューヨーク)、8月8日メットライフスタジアム(ニュージャージー)、8月21日シティ・フィールド(クイーンズ)などの公演も予定されている。
また、ワシントンD.C.、シンシナティ、サンタクララ、ニューオーリンズ、フロリダ州ハリウッドなどでもパフォーマンスを行う予定だ。一部の公演では、スティーヴィー・ニックスやスティングとの共演も決定している。

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