セレーナ・ゴメス、新曲で元恋人ジャスティン・ビーバーを痛烈批判? 「忘れられる気持ちはどう?」

ジャスティン・ビーバー(左)、セレーナ・ゴメス(右) MUSIC/ARTISTS
ジャスティン・ビーバー(左)、セレーナ・ゴメス(右)
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セレーナ・ゴメスが2025年3月21日にリリースした新アルバム『I Said I Love You First』に収録された複数の楽曲で、元恋人であるジャスティン・ビーバーを暗に批判しているのではないかと話題になっている。

 

忘れられる気持ちはどう?

特に注目されているのは「How Does It Feel To Be Forgotten」という曲だ。次のような歌詞がある。

You’re so embarrassing / Go cry when no one’s watchin’ / I can’t imagine it / How does it feel to be forgotten (Ah), forgotten? (Ah-ah)

あなたって本当に恥ずかしい/誰にも見られていない時に泣いて/どんな気持ち? 忘れられるって、忘れられるって

Page Sixによると、この歌詞が誰を指しているか明言されてはいないが、ジャスティン・ビーバー(現在31歳)が過去にSNSで涙を見せたことがある点などから、彼に向けたものではないかとの憶測が広がっているという。

Selena Gomez, benny blanco – How Does It Feel To Be Forgotten (Official Lyric Video)

 

さらに、

Cause you walked in, big-ass grin / Talkin’ like we’re friends, honey, what were you thinkin’?

満面の笑みで現れて/まるで友達みたいに話しかけてきて/一体何を考えてたの?)

という一節は、2020年に発表された「Look at Her Now」のフレーズと似ており、セレーナ・ゴメスが彼との関係に対する不満をにじませているように聞こえる。

 

私の目の前で彼女にキスして…

また、別の曲「Don’t Wanna Cry」では、恋愛中の裏切りと喪失感が赤裸々に語られている。

Left the door wide open for the whole wide world to see you / Then you kiss her right in front of me like I’m not even there / I should cause a scene for s–t you’ve done to me / The saddest part is we both know that I would never leave

世界中にあなたを見せてあげたのに/私の目の前で彼女にキスして、まるで私はそこにいないみたい/あなたが私にしてきたことを考えると、騒ぎを起こしてもいいはずなのに/でも悲しいことに、私が決してあなたを離れられないこと、私たちは二人とも知っている

これらの歌詞から、セレーナ・ゴメスが過去の痛みを音楽に昇華させている様子がうかがえる。

Selena Gomez, benny blanco – Don’t Wanna Cry (Official Lyric Video)

 

セレーナ・ゴメスとジャスティン・ビーバーは2010年に交際を開始し、2012年に一度破局。その後、何度か復縁と別れを繰り返し、最終的には2018年初頭に完全に別れた。

ジャスティン・ビーバーは同年9月にヘイリー・ビーバー(旧姓:ボールドウィン)と結婚している。

セレーナ・ゴメスのアルバムに収録された他の楽曲「Younger and Hotter Than Me」では、若くて未熟だった頃の自分を振り返るような歌詞も登場する。

Begging for more / X on my hand drawn in Sharpie / Now I use my own ID

もっと欲しがってた/シャーピーで書いた手の“X”/今では自分のIDを使ってる

ここでの“X”とは、アンダーエイジ(未成年)でクラブに入る際に手に書かれるマークのことを指しており、彼女が18歳でビーバー(当時16歳)と付き合い始めた時代を暗示しているようだ。

Selena Gomez, benny blanco – Younger & Hotter Than Me (Official Lyric Video)

 

ただし、これらの楽曲がすべてジャスティン・ビーバーについて書かれたものであるという確証はない。ゴメス自身もSpotifyのインタビューで「このアルバムは私の人生だけについてではない」と語っており、婚約者でありプロデューサーでもあるベニー・ブランコとの共作で、互いの過去や友人との関係などからもインスピレーションを得たと明かしている。

彼女は次のようにも述べている。

「これは私たちの過去と歴史、そして友人関係や恋愛からインスピレーションを得た作品。中には友情をテーマにした曲もある。私にとってそれがこのアルバムの重要な部分だった」

恋愛、失恋、友情、そして成長。セレーナ・ゴメスの新作アルバムは、単なる暴露や批判ではなく、彼女の感情と経験を凝縮したパーソナルな作品に仕上がっているようだ。

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