マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフを演じてきたエリザベス・オルセンが、次の『アベンジャーズ』シリーズに出演しないと語り、ファンの間で大きな話題となっている。The Hollywood Reporterのインタビューで明らかになった。
エリザベス・オルセンは、「『Panic Carefully』の撮影を終えて、今はアメリカでFXの新作『Seven Sisters』の準備をしています。だから、ロンドンで撮影される予定のアベンジャーズ新作には関わっていないの」と説明し、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』および『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』には出演しないことを明言した。
このニュースが報じられると、SNSではファンからさまざまな反応が寄せられた。
「信じたくない」「ワンダなしのアベンジャーズなんて考えられない」といった声のほか、中には「このままじゃ抗議しにマーベル本社へ行きたくなる」といった半ば本気・半ば冗談めいた投稿も。一方で「前作で死んだから当然では?」と冷静に受け止める声も見られる。
その反応の背景には、マーベルならではの“裏切り”の可能性もある。マーベル作品といえば情報統制が非常に厳しく、“サプライズ出演”はもはやお約束。Entertainment Weeklyも「過去にも俳優たちが出演を否定しておきながら登場した例は多い」として、アンドリュー・ガーフィールド(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』)やダフネ・キーン(『デッドプール&ウルヴァリン』)の名前を挙げている。
とはいえ、オルセン自身は過去のインタビューでも『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)での結末について「たぶんワンダは死んだと思っている」と語っており、自身のキャラクターが一度“終わり”を迎えたという認識は変わっていないようだ。ただし、「もし戻れるなら、扉は少し開けておいてほしい」とも話しており、復活の可能性を完全には否定していない。
ちなみに、オルセンがスカーレット・ウィッチとして初めて登場したのは、2014年公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(ポストクレジットシーン)。その後は
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)
に出演し、2021年のDisney+ドラマ『ワンダヴィジョン』では主演を務めるなど、MCUの中でも重要な役割を担ってきた。
一方で彼女は、長期契約によって他の作品に挑戦できなかったことへの葛藤も語っている。特にヨルゴス・ランティモス監督の映画『ロブスター』(2015年)に出演する機会を逃したことは、「今でも心残り」だという。
オルセンの降板発言は、ファンにとって大きな喪失感をもたらした。しかし、マーベルには“復活”や“マルチバース”といった逆転の余地があるのもまた事実。ワンダの物語が本当に終わったのか、それとも再び光が差し込む日が来るのか――。

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