ゼンデイヤが伝説の歌姫ロニー・スペクター役に抜擢、早くも初のオスカー受賞への期待高まる

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ゼンデイヤ DFree / Shutterstock.com
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女優ゼンデイヤが、A24製作の伝記映画『Be My Baby』で、1960年代に活躍したガールズグループ「ザ・ロネッツ」のリードシンガー、ロニー・スペクター(1943年8月10日生 – 2022年1月12日没)を演じることが決定した。ファンの間では「ついにオスカー受賞の時が来た」との声が高まっている。

ゼンデイヤは、5年前からロニー役として起用が検討されていたが、今回正式にキャストが発表された。故ロニー・スペクター本人が生前にゼンデイヤを指名していたことも明らかになっている。

Deadlineによると、監督にはアカデミー賞受賞歴のあるバリー・ジェンキンス(『ムーンライト』)、脚本はデイヴ・カイガニックが担当。作品の完成度への期待も高まっている。

 

早くもオスカー受賞を期待する声

SNS上では早くもゼンデイヤのオスカー受賞を予想する声が続出している。

「これは間違いなくゼンデイヤのキャリアを変える作品になる」
「ゼンデイヤのオスカー受賞までのカウントダウンが始まった」
「演技力、表現力、そして存在感。彼女しかロニーを演じられない」
「ゼンデイヤが『Be My Baby』を歌うシーンを想像しただけで鳥肌」
「彼女がステージに立つロニーを演じた瞬間、観客は時代を超えて引き込まれるはず」
「これは彼女のために書かれたような役。必ずアカデミーに届く」

また、ロニー・スペクターの遺族も今回の発表に賛同し、「ゼンデイヤとバリー・ジェンキンスのタッグが、最も本物らしい形でロニーの物語を描いてくれると信じている」との声明を出している。

映画では、一般的な伝記映画のように人生を時系列で追う形式ではなく、ロニーと彼女の元夫である音楽プロデューサー、フィル・スペクターとの複雑な関係性に焦点を当てた構成になる予定だ。

ゼンデイヤはロニーの死後、「彼女ほど人生に満ちあふれた人はいなかった。彼女と過ごした時間は私の人生で最も光栄な思い出のひとつ」とコメントし、彼女への深い尊敬と感謝の思いを語っていた。

 

ロニー・スペクターとは

ロニー・スペクターはニューヨーク・スパニッシュ・ハーレム出身。姉エステル・ベネットと従姉妹ネドラ・タリーと共に「ザ・ロネッツ」を結成し、1960年代に一世を風靡した。

代表曲には、永遠の名曲として知られる「Be My Baby」をはじめ、「Baby, I Love You」「Walking in the Rain」などがあり、そのサウンドとロニーの歌声は今なお多くのミュージシャンに影響を与えている。

The Ronettes – Be My Baby (Official Audio)

1968年にプロデューサーのフィル・スペクターと結婚したが、彼からの精神的虐待を受け、1974年に離婚。その後、自身の音楽の権利を巡って法廷闘争を繰り広げ、2007年にはロネッツとしてロックの殿堂入りを果たした。1983年にはマネージャーのジョナサン・グリーンフィールドと再婚し、晩年まで穏やかな家庭を築いた。

 

公私充実のゼンデイヤ

ゼンデイヤはロニーの死後、「彼女ほど人生に満ちあふれた人はいなかった」と語り、ふたりで撮ったセルフィーを公開してその別れを惜しんだ。「ロニーと過ごした時間は、私の人生の中でも最も光栄な経験のひとつだった」と振り返り、その才能や生き様に深く感銘を受けたことを明かしている。

そんなゼンデイヤ自身も、近年は映画・音楽・ファッションの各分野で飛躍を遂げている。

2024年にはSF大作『デューン 砂の惑星 PART2』でチャニ役を演じ、スクリーン上での存在感を再び印象づけた。また、同年に公開されたラブストーリー『チャレンジャーズ』では主演と製作を兼ね、演技力とプロデュース能力の両面で注目を集めた。さらには、2026年公開予定の『シュレック5』では、シュレックとフィオナの娘の声優としても参加が決定している。

私生活では2025年初頭に俳優トム・ホランドとの婚約を発表し、公私ともに順調なキャリアを築いている。

また、2024年にはコーチェラ・フェスティバルで久々にステージに立ち、ファンを前に生歌を披露。ファッションアイコンとしても高い評価を得ており、各国のプレミアイベントやパリ・ローマでのフォトコールでも話題を呼んだ。

ロニー・スペクターという唯一無二のシンガーの魂を、現代の多才なアーティストであるゼンデイヤがどのように表現するのか、早くも期待が高まっている。

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