トム・クルーズ、親友ヴァル・キルマーの死に涙の追悼「次の旅路に幸あれ」

トム・クルーズ(左)、ヴァル・キルマー(右) FILMS/TV SERIES
トム・クルーズ(左)、ヴァル・キルマー(右) Loredana Sangiuliano, Featureflash Photo Agency / Shutterstock.com
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トム・クルーズが、『トップガン』シリーズで長年共演した俳優ヴァル・キルマーの死に際し、深い悲しみとともに追悼の言葉を述べた。キルマーは今週初め、肺炎のためロサンゼルスの自宅で亡くなった。享年65歳。訃報は娘のメルセデスによって明かされた。

トム・クルーズは4月3日、ラスベガスで開催された映画イベント「CinemaCon」のステージで、深い悲しみとともに追悼の言葉を語った。

「親愛なる友人、ヴァル・キルマーを称えたい」と切り出したクルーズは、「彼の演技には本当に感銘を受けた。『トップガン』に参加してくれたこと、そして『トップガン マーヴェリック』で再び戻ってきてくれたことに心から感謝している」と述べた。

ふたりは1986年公開の『トップガン』で初共演。クルーズは主人公ピート“マーヴェリック”ミッチェルを、キルマーはライバルであり仲間でもあるトム“アイスマン”カザンスキーを演じ、映画史に残る名コンビとなった。2022年には、続編『トップガン マーヴェリック』で再びスクリーンに並んだ。

キルマーは2015年に喉頭がんと診断され、放射線治療や化学療法、そして2度にわたる気管切開を受けたことで声を失った。しかし、AI技術を用いて再現された自身の声で、『トップガン マーヴェリック』への復帰を果たした。この出演は世界中のファンを感動させた。

「彼は本当に映画を愛していたし、私たち全員に多くのものを与えてくれた。彼との素晴らしい時間を思い出してほしい」と語ったクルーズは、最後に「次の旅路に幸あれ」と言葉を添えて締めくくった。

晩年のキルマーは、がん治療の副作用により体力を大きく奪われ、寝たきりの生活を送っていたという。亡くなる前にも入退院を繰り返していたことが報じられている。

彼の死後、元妻のジョアン・ウォーリーと娘のメルセデスがロサンゼルスの自宅前で抱き合う姿が目撃された。ふたりの間にはメルセデスと息子ジャックの2人の子どもがいる。

トム・クルーズにとって、ヴァル・キルマーは単なる共演者ではなく、映画人生を共に歩んだかけがえのない戦友だった。長い年月を経て再びスクリーンで共演できたことは、彼にとって何よりの喜びであり、キルマーへの最大の敬意でもあった。その思いは、彼の静かな涙にすべて込められていた。

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