ウィーザーのベーシストの妻が警官に撃たれ、殺人未遂容疑で逮捕

スコット・シュライナー(左)、妻ジリアン・シュライナー(右) MUSIC/ARTISTS
スコット・シュライナー(左)、妻ジリアン・シュライナー(右)
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ロックバンド「ウィーザー(Weezer)」のベーシスト、スコット・シュライナーの妻で作家のジリアン・シュライナーが、ロサンゼルスで警察の追跡劇に関与し、警官に撃たれたうえに殺人未遂の容疑で逮捕された。

事件が起きたのは4月8日(火)の午後。ロサンゼルス警察は、イーグルロック近くのフリーウェイで発生したひき逃げ事件に対応していた。容疑者3人はそのまま車で逃走し、住宅街へと入り込んだため、警察は現場周辺を封鎖して捜索を始めた。

その最中、51歳のジリアン・シュライナーが自宅から拳銃を持って現れたという。警察は彼女に対し、武器を捨てるよう何度も警告したが、彼女はそれに応じず、警官に銃を向けたとされている。これを受けて警官が発砲。ジリアンは撃たれて自宅に逃げ込んだ。

その後、命に別状はないと診断され、病院で治療を受けたうえで殺人未遂の容疑で逮捕された。

事件の様子を伝える地元放送局 ↓

ジリアンはベストセラー作家としても知られており、2010年の回顧録『Some Girls: My Life in a Harem』や、2023年の『Behold the Monster』などの著書がある。夫のスコットとは2005年に結婚し、2人の子どもを養子として迎えている。

最近では、SNSを通じて家族との日常や執筆活動についても発信しており、今年3月にはがんを患っていることを公表。「“Cワード(Cancer)”を少し抱えている」とし、病院のベッドで撮った写真と共に感謝の言葉を綴っていた。

現時点で、彼女や代理人からの正式なコメントは出されていない。

ウィーザーは、90年代のオルタナティブ・ロックシーンで人気を博し、パワーポップ的なメロディと個性的な歌詞で多くのファンを獲得した。デビューアルバム『Weezer(通称ブルー・アルバム)』(1994)は、シングル「Buddy Holly」や「Say It Ain’t So」などのヒットで、世界的な成功を収めた。

その後も多くのアルバムを発表し続けており、2020年代に入っても精力的に活動中。アルバムごとに色名を冠することでも知られ、ファンの間では「レッド・アルバム」「グリーン・アルバム」などで親しまれている。

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