ペン・バッジリー、共演者ブレイク・ライヴリーとの交際は「苦労の連続だった」 ─ 「ゴシップガール」撮影中の葛藤とは?

ペン・バッジリー(左)、ブレイク・ライブリー FILMS/TV SERIES
ペン・バッジリー(左)、ブレイク・ライブリー Everett Collection, Jaguar PS / Shutterstock.com
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米人気俳優のペン・バッジリー(38)が、過去にドラマ「ゴシップガール」で共演したブレイク・ライブリー(37)との交際について語り、「苦労の連続だった」と振り返った。

ペン・バッジリーは、2025年4月23日に配信されたポッドキャスト番組「Call Her Daddy」に出演。番組ホストのアレックス・クーパー(30)との対談の中で、「ゴシップガール」出演当時、画面の中と外で恋愛関係を築いていたことが、精神的に大きな負担だったことを明かした。

ペン・バッジリーは、2007年から2012年までダン・ハンフリー役として「ゴシップガール」全シーズンに出演。ブレイク・ライヴリーが演じたセリーナとは、作中で恋人同士という設定だった。また役柄と同じく、現実の世界でも2人は2007年から2010年にかけて断続的に交際していた。

しかし、恋人関係と役柄が重なり続ける中で、彼は次第に「どこまでが演技で、どこからが現実か」が分からなくなっていったという。

「映画なら1回撮って終わるが、テレビは毎日その役を演じ続けなければならない。だから、自分自身から切り離す時間がなかった」とバッジリーは語る。

さらに、彼は当時まだ20代前半で、精神的な成熟が十分でなかったと自己分析した。

「人々が僕のことを“ダン”と呼ぶようになり、自分がそのキャラクターと一体化してしまうような感覚があった。職場でも常にその役でいなければならなかった」と吐露。若かりし当時、自分の価値やアイデンティティを見失っていたことを率直に語った。

 

「付き合っている相手が、画面の中でも恋人」という現実

また、恋人が仕事場にもいる──それもカメラの前でキスをしたり、愛し合ったりする設定であることも、日常と仕事の線引きを難しくさせた。

「シーンの中で彼女とロマンチックなやりとりをして、仕事が終わったらそのまま現実の交際に戻る。切り替えようとしても、常に“ブレイクと恋人でいなければならない”ような錯覚に陥った」と話し、感情的な混乱があったことを示唆している。

このように、日常生活にまで影響を及ぼすような密接な関係性が、役者としての自我やパートナーシップの在り方に大きな影響を与えていたという。

 

破局後もプロとして共演を続けた2人

2人は2010年に破局するが、その後も撮影現場では互いに敬意を持って接していた。関係者によれば「2人はプロフェッショナルで、現場では今でも良き友人として振る舞っていた」という。

『ゴシップガール』は2012年に最終シーズンを迎えたが、撮影終了まで2人は同じ現場で働き続けた。

その後、ブレイク・ライブリーは2012年に俳優ライアン・レイノルズ(48)と結婚し、現在は4人の子どもを育てている。一方のペン・バッジリーは、2017年にシンガーソングライターのドミノ・カークと結婚。2人の間には2020年に誕生した息子がおり、現在カークは双子を妊娠中である。

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