テイラー・スウィフトが去年まで所属していたレコード会社を買収したタレントマネージャーのスクーター・ブラウン。この買収でテイラーを激怒させ、批判・論争のの真っ只中にいる彼だが、彼が経営する会社がイエメン共和国の戦争に投資をしている会社と関係しているとの報道が出た。
ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなど人気アーティストたちを抱える敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンは先日、レコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」を買収したことを発表。しかし、過去に同レコード会社に所属していたテイラー・スウィフトは、レコード会社に自分が不利になるような扱いを受けたこと、またスクーターやジャスティン、カニエ・ウェストに長年嫌がらせを受けてきたこと、そんな彼に自分の過去の作品の原盤の権利を握られることに憤りを感じていることを長文でSNSに書きつづった。
Perezhiltonによると、スクーター・ブラウンが経営する会社イサカ・ホールディングスはビッグ・マシーン・レコードを3億ドル(約330億円)で買収したのだが、その買収資金の一部は米投資ファンドの「カーライル・グループ」からも拠出されている可能性があるという。このカーライル・グループはスクーターの会社の株式も少し所持している。
カーライル・グループは投資会社であるため様々な企業に投資をしているのだが、その投資先の一つは民間軍事会社であるという。この民間軍事会社はサウジアラビアで軍用飛行機などを作っており、現在この軍用機はイエメン共和国に爆弾を落としているという。
カーライル・グループはここ最近、イエメン共和国で起きている戦争に投資していること、それによって多くの罪なきイエメン国民が命を落としていることで大きな批判を受けている会社。戦争ビジネスで巨額を儲けていると言われている。
問題は、スクーターがこのカーライル・グループによって用意された金でビッグ・マシーン・レコードを買収したと言われていることだ。一部のツイッターユーザーが過去の記事などをリサーチし、スクーターの会社とカーライル・グループがつながっているという証拠記事をSNSで拡散している。
JUST IN: Turns out, @scooterbraun's Ithaca Holdings, which recently bought Big Machine Records, has CARLYLE GROUP as a SHAREHOLDER.
Carlyle Group is notorious for funding genocide in Yemen, among several other atrocities to humanity.
Shame on you, Scooter!#WeStandWithTaylor https://t.co/0YkQObNmoL
— Taylor Crave (@mainpopgirI) July 2, 2019
Wow so part of this deal with Scooter Braun is with the Carlyle group. So currently the group that funds genocide in Yemen ALSO owns Taylor Swift’s music catalog. Now when Taylor’s music gets played, it indirectly helps fund the murder of tons of people. FUN
— nydoorman.eth (@NYDoorman) July 2, 2019
テイラーは昨年、デビュー当時から所属していた音楽レーベル、ビッグ・マシーン・レコードとの契約を解除し、現在は「リパブリック・レコード」と契約。今回スクーターがビッグ・マシーン・レコードを買収したことにより、テイラーがこれまで作った過去のアルバムの原盤の権利が実質的にスクーターのものになった。
これに対しテイラーは、「長年スクーターによって操作された絶え間ないイジメを受けました。キム・カーダシアンが、違法に録音した電話の内容をリークしたとき、スクーターはふたりのクライアント(ジャスティン・ビーバーとカニエ・ウェスト)を使って、オンライン上で私のことをいじめたんです。さらに彼のクライアントであるカニエ・ウェストは、私を裸にして、リベンジポルノのミュージックビデオ(『フェイマス』のMV)を作ったのです」と、憤りを隠さずSNSに投稿し、議論を呼んでいる。
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