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テイラー・スウィフトは「自分の楽曲を所有する機会を一度も与えられなかった」! 弁護士が告白

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テイラー・スウィフト

過去に所属していたレコード会社を買収され、自分が制作したアルバムの権利も共に売られたとして抗議をしているテイラー・スウィフト。彼女の弁護士が、「テイラーは自分の音楽の権利を獲得する機会はこれまでに与えられていなかった」と主張した。

先日、ジャスティン・ビーバーアリアナ・グランデなど、人気アーティストの敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンが、過去にテイラーが所属していたカントリー・ミュージックに特化したレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」を買収。そのニュースを知ったテイラーは、同レコード会社で自身の楽曲のマスター音源の権利を持つことができず不当な扱いを受けたこと、またその会社を買収したスクーターには過去にジャスティンやカニエ・ウェストを使っていじめを受けていたことをなどを明かした長文を投稿し、世間は騒然となった。

今回テイラー・スウィフトの弁護士であるドナルド・パスマン氏はPeopleに対し声明を発表。その中で「スコット・ボーチェッタ(ビッグ・マシーン・レコードのCEO)はテイラーに対して、彼女の楽曲の原盤、またレーベルを所有する機会を一度も与えたことはありません。それなのに彼はそれを他の人物に与えているのです」と主張。テイラーが、自ら作ったアルバムや楽曲の権利を所有する機会を与えられたことは一度もなかったと綴った。

テイラーはデビュー前の15歳からビッグ・マシーン・レコードに所属し、2018年11月をもって契約を解除。デビューからこれまでの楽曲の権利はレコード会社にそのままあったため、今回スクーター・ブラウンが同会社を買収したことにより、彼にテイラーの過去作品の権利が移ったことになる。

買収のニュースが出たあと、テイラーは憤りを隠せずSNSに長文を投稿。その中で「スコット・ボーチェッタは、レーベルを売り、私の結果も、私の将来も売るだろうとわかっていた」「私が原盤の権利をスコット・ボーチェッタの手に残したとき、私は彼がいずれそれらを売るだろうと、その事実を私は受け入れました」「スコットが私が『スクーター・ブラウン』という名前を口にするのを聞くときは、私が泣いているとき、または泣かないようこらえているときでした」「彼らは提携を望まない女性をコントロールしている」と、何度もボーチェッタを名指しで批判した。

これに対しボーチェッタは声明を発表。「いくつか真実を明かすときが来た」と題された声明文では、まずはじめに、テイラーの父で「ビッグ・マシーン・レーベル・グループ」の株主であるスコット・スウィフトはじめ、全ての株主に6月20日地点で売却について伝え、6月28日には株主による最終投票が行われ、投票の92%が「イエス」であったことを明かした。

またボーチェッタは、6月29日の午後9時に、テイラー本人にこのことをメールで知らせたという。ボーチェッタは、「私が報告してから5日間、テイラーの父や弁護士が役員たちが全員テイラーに何も言わなかったのかもしれません。テイラーがその間、私からのメールを見ていなかったということもありうるのかもしれません。しかし、彼女が「世間が騒ぎ出したのと同じタイミングでこのニュースを知った」というのはとても疑わしい」と書きつづっている。

各方面に飛び火し、もはや収集がつかない状態になっている今回の騒動。どちらの主張が正しいのか、わかる日はくるのだろうか・・・。

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