ディズニーの実写版「リトル・マーメイド」の主人公アリエル役に、アフリカ系アメリカ人の若手歌手ハリー・ベイリー(19)が決定した。Varietyなどが報じている。
ハリー・ベイリーは2018年のグラミー賞新人賞にもノミネートされた姉妹デュオ、クロイ&ハリー(Chloe x Halle)のメンバー。2人は幼い頃から子役として活動もしており、あの大物歌手ビヨンセにも認められ、現在はビヨンセが運営するレコードレーベル兼マネージメント会社、「パークウッド・エンターテインメント」に所属している。ビヨンセ主演の映画「ファイティング・テンプテーションズ」(2003)にも子役として出演している。
右がハリー
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同作で監督を務めるのは、「メリー・ポピンズ リターンズ」など多くのディズニー映画も手がけているロブ・マーシャル。今回アリエル役のキャステイングに数ヶ月を費やしたというが、そんな監督もハリーを大絶賛。彼は「ハリーは精神、ハート、若さ、純粋さ、誠実さというレアな組み合わせをすべて持っている。さらに輝かしい歌声も。これらの全てが、アイコニックな役(アリエル)を演じるのに相応しいのです」と声明で綴っている。
アニメ版アリエルは白い肌に赤い髪、青い目といった風貌であったが、今回決定したハリーはアフリカ系アメリカ人。みんなが知る「リトル・マーメイド」に新たな風を吹き込むことになる。
「夢がかなった・・・」と綴ったハリー
https://www.instagram.com/p/BzeAQCcgwQu/
ちなみにアリエル役として名前が候補に上がっていた女優のゼンデイヤも、ハリーのキャスティング決定に関し「イエス!」とツイートしている。
.@Zendaya shows love for @Disney’s new #Ariel, Halle Bailey in recent tweet:
“Yeeeeessss!” pic.twitter.com/akjTOD1sRz
— Pop Crave (@PopCrave) July 3, 2019
https://www.instagram.com/p/BtsW7B_hsD1/
Varietyによると実写版「リトル・マーメイド」で魚のフランダー役に映画「ルーム」「ワンダー 君は太陽」で知られるジェイコブ・トレンブレイ、カモメのスカットル役に、映画「オーシャンズ8」「クレイジー・リッチ」の女優オークワフィナが決定。悪役アースラ役として、「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(2011)、「ある女流作家の罪と罰」(2018)などで知られる女優・コメディアンのメリッサ・マッカーシーが交渉中であると報じられている。多様性のあるキャスティングになりそうだ。
オリジナル版「リトル・マーメイド」からは「パート・オブ・ユア・ワールド」「アンダー・ザ・シー」など多くの名曲が誕生しているが、実写版で音楽を担当するのはアニメ版に引き続きアラン・メンケンと、今回新たに「ハミルトン」のリン=マニュエル・ミランダも参加し新曲を制作する。「モアナと伝説の海」でも作曲を担当したリンは、同作でプロデューサーも務める。
ハリーとあの女優を混同するSNSユーザーも
新しいプリンセスの誕生にSNSは大騒ぎとなっているが、一部でハリー・ベイリー(Halle Bailey)と女優のハル・ベリー(Halle Berry、52)を混同してしまい戸惑うファンが続出している。
SNSでは「ハル・ベリーがどうやって16歳を演じるんだろうかとすごく考えたけど、彼女じゃないのね・・・」「一瞬ハル・ベリーって読んでびっくりしたけど、アリじゃんって思った」「ハル・ベリーに決定かと思って喜んだのに、違った!」などと多くの人が投稿している。
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