1999年に公開されたディズニー&ピクサーのCGアニメ映画トイ・ストーリー2のエンドクレジット中に流れる映像で、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントを連想させるシーンがあったとして、ディズニーがカットしたことがわかった。
TMZによると、問題視されていたのはトイ・ストーリー2の最後に流れる「NG集」という設定のシーン。本作の悪役として登場したキャラ「プロスペクター」が、カメラの回っていないところで2人のバービーを口説くような場面があり、その部分がカットされたようだ。
このシーンではプロスペクターがバービーたちを相手に「君たちって一卵性の双子なんだ?ウフフフ。君たちにトイ・ストーリー3(次回作)で役をあげるよ」と、デレデレした話し方をしている。まさにセクハラ的発言だと言っていいだろう。しかしカメラに気づくと「あっ、ごめんカメラまわってたの?あはは。話ができて嬉しかったよ。演技についてもしアドバイスが必要だったらまたいつでも聞いてね」と、表の顔に切り替わる。
NG集とはいえ、もちろんすべてCGでありスタッフが制作したもの。今回ディズニーはこのシーンを削除。新しいブルーレイには入っていないそうだ。あらゆるハラスメントに対し、世間の目が変わってきている中、ディズニーも対応を進めているようだ。
ハリウッドでは、ミラマックスの創業者で映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインに対し、複数の女性が性的嫌がらせを受けたことを告発したことが発端になり「#MeToo」運動が活発化。ここ数年で映画界やエンターテインメント界をはじめ、一般社会におけるハラスメントへの意識が変化している。

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