人気俳優のブラッド・ピットが俳優引退を考えているともとれる発言をし、物議を醸している。
「ファイト・クラブ」「トロイ」「フューリー」など数々の名作・ヒット作品に出演し、アカデミー賞を受賞したこともあるブラッド・ピット。端正なルックスで世界中のファンを虜にしてきたイケメン俳優だ。
彼は数年スポットライトからは身を引き、代わりに家庭とプロジェクトの製作に焦点を当ててきた。8月30日に公開される「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」では、久しぶりのスクリーンカムバックとなる。
ブラッドは同作品の公開に先立ち、メンズ向け雑誌GQオーストラリア版のインタビューを受けた。
その中でブラッドは、「僕はカメラの裏側である作品を製作するという仕事を、とても楽しんでいるよ」と告白。
さらに「役者という仕事は、“若者のゲーム”だと思うようになった。年配の役柄が不必要というわけではないけれど、それが自然の流れだと感じるようになった」と、俳優として引退を示唆するような発言をしたのだ。
「それでも夜は明ける」では製作で携わり、「ムーンライト」では製作総指揮を務めるなどし、両作品ともにアカデミー賞を受賞するという快挙を成し遂げているブラッド。確かに彼としては、映画を製作する仕事にやりがいと魅力を感じているのだろう。
加えてブラッドはネットフリックスやHuluのようなストリーミングサービスに対して、映画の未来がどうなるのか、それがどのような形になるのか“興味深い”と関心を示している。
「ストリーミングサービスはとってもいいと思う。だって質の高い作品が作られているからね」と説明。「多く脚本家や監督、役者が機会を得ることができている。世界には才能がある人々がたくさんいるんだと教えてくれるんだ」と語った。
さらに「(映画とストリーミングサービス)両方に活躍の場があると信じたい」と続け、「だけど僕は恐竜のように古くて、絶滅に気づいていないのかもしれないけどね」と自虐的な冗談を述べた。
果たして彼が本格的に俳優を引退するのかどうか真相はわからない。若い世代に活躍の場を提供するという、“先輩”としての役割があると考えているのかもしれないが、彼のことをもっとスクリーンで見たいというファンも多いはず。今後の彼の発言に注目したい。
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