『ハンニバル』(13-15)や『ドクター・ストレンジ』(16)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)で知られる“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン主演作、原題『Arctic』が『残された者-北の極地-』の邦題で11月8日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開決定。さらに来日する予定であることも明らかになった。
本作は、飛行機が墜落し北極で窮地に立たされた男を描くサバイバル映画。極寒の白い荒野にたった一人取り残された男。彼を囲むのは、寒さ、飢え、そして肉食獣。やがて、その孤独が終焉をむかえたとき、男は待つことをやめた。
とどまることを捨てた。極限状態の中、自らの心の奥底に何を見るのか?今、明日の「生」に向けて決意の旅が始まる。
第71回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティションとしてミッドナイト・スクリーニングにてお披露目され、『キャスト・アウェイ』(00)や『オール・イズ・ロスト〜最後の手紙〜』(13)、『ゼロ・グラビティ』(13)、『オデッセイ』(15)など、孤立無援の傑作サバイバル映画群と引けをとらず、最も優れたサバイバル映画の1つと絶賛された本作。
平均気温-30℃、刻々と変わりゆく天気の中で行われた撮影は、マッツに“これまで経験した中で最も過酷な撮影だった”と言わしめるほど。説明的な台詞、映像表現を一切削除することで、観客は自らがそこにいたらどうするかなどを考えながら観ることが出来る体感型映画にもなっている。
監督はブラジル出身のジョー・ペナ。製作総指揮に「ハンニバル」のマーサ・デ・ラウレンティスが参加し、『グレイテスト・ショーマン』などを手掛けるジョセフ・トラパニーズが音楽を、そして「ゲーム・オブ・スローンズ」のクルーら強力な制作陣がリアリティを徹底的に追及した。そして、マッツ・ミケルセンが台詞で多く語らず自然の過酷さと生命の素晴らしさを、キャリア史上最高の演技で魅せる。
無駄なく研ぎ澄まされた映像美とともに描かれる、ひとりの男の「生」への闘い。リアルな極限と本物の感動が観る者の心を強烈に揺さぶる、迫真のサバイバル・ドラマがこの冬誕生する。
さらに、9月14日、15日に開催される「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」にて、約2年ぶりとなるマッツ・ミケルセンの来日が決定した。
STORY
飛行機事故で機体を北極地帯に不時着したパイロット、オボァガードは、壊れた飛行機をその場しのぎのシェルターに留まりながら、白銀に包まれた荒野を毎日歩き回り、魚を釣り、救難信号を出すという自ら定めた日々のルーティーンをこなしながら、救助を待っていた。しかし、ようやく救助に来たヘリコプターは強風のために墜落し、女性パイロットは大怪我を追ってしまう。目の前の確実な「生」を獲得してきた男は、瀕死の女を前に、ついに自らの足で窮地を脱しようと決心する。危険は承知。しかし、行動しなければ女に未来はなく、自身にも明日は来ないかもしれない。現状の安住を捨て、勇気ある一歩を踏み出すが・・・。
公開情報
『残された者-北の極地-』
11月8日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
© 2018 Arctic The Movie, LLC.
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