敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンに、過去の楽曲の権利を買収され、公けに彼を批判した歌手テイラー・スウィフト(29)。そんな彼女に対し歌手ケリー・クラークソン(37)がアドバイスをした。
今年6月、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデの敏腕マネージャーとして知られるスクーター・ブラウンの会社である「イサカ・ホールディングス」が、カントリー・ミュージックに特化したレコードレーベルとして知られる「ビッグ・マシーン・レコード」を買収。ビッグ・マシーン・レコードはテイラーが昨年まで所属していたレコード会社であり、彼女の楽曲の原盤権が同社にあるため、実質彼女の過去の楽曲の権利がスクーターのものとなった。
これに対しテイラーは激怒。「スクーターは長年私をいじめ続けてきた」「最悪のシナリオ」と、公に批判し、現在でもこの事態の収拾はついていない。
そんな中、このニュースを知った歌手のケリー・クラークソンはツイッターにてテイラー宛にアドバイスを投稿。ケリーは「過去にレコーディングしたのとまったく同じやり方でレコーディングをしなおして、それに新しいジャケットとプラスアルファをつけてリリースすれば、ファンは昔の作品を買わないと思う。自分を証明するために、もし新しい作品を出したら私は全部買うよ」と、自分が原盤を持っていない楽曲をレコーディングしなおすアイデアを提案した。
@taylorswift13 just a thought, U should go in & re-record all the songs that U don’t own the masters on exactly how U did them but put brand new art & some kind of incentive so fans will no longer buy the old versions. I’d buy all of the new versions just to prove a point 💁🏼♀️
— Kelly Clarkson 🍷💔☀️ (@kellyclarkson) July 13, 2019
確かにこの騒動を知っているファンは、テイラーがもしレコーディングをし直したとしたら新しいバージョンを買い、古いものを買うのをやめる可能性が高い。しかしこれは可能なのだろうか?
Peopleによると、音楽関連の権利に詳しいスーザン・ヒルダーリー氏は「今の段階でこれをすることは難しい可能性がある」と話す。なぜならアーティストとレコード会社が契約をする際、普通は「再レコーディング」に対する制限が含まれているからだという。
さらにこの制限は通常、楽曲のリリースから5年以上、または契約解除してから2、3年後に消滅することが多いという。テイラーは昨年秋に現在のレコード会社「リパブリック・レコード」と契約したため、同じころにビッグ・マシーン・レコードと契約を解除したと推測される。ということは、彼女は「再レコーディング規制」期間中である可能性が高いのだという。
そんな中、自身も同じような経験をし、再レコーディング版をリリースした経験のある歌手のジョジョ(JoJo)もこのケリーの投稿をリツイート。間接的ではあるが、テイラーへのサポートを見せている。
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