世界中で爆発的なヒットを記録し続けるマーベル映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のタイムトラベルの仕組みは、実は人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」を参考にしていたのだという。
2019年4月26日に公開された映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」。同作は、最凶最悪の敵サノスによって人類の半分が消し去られ、最強チームのアベンジャーズが、“今はここにいない”仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まるという物語。
同作の中ではタイムトラベルが重要なキーワードにもなっているが、脚本家のクリストファー・マーカスとスティーヴン・マクフィーリーによると、同作は実は「ハリー・ポッター」での時系列のルールに影響されていると明かしたのだ。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、生き残ったアベンジャーズが、アントマンの量子世界(Quantum Realm)のテクノロジーを仕様し、過去のバージョンのインフィニティ・ストーンを手に入れるが、この時脚本家のクリストファーとスティーヴンは、独自のタイムトラベルのルールを開発しなければいけなかったという。
ComicBook.comによると、脚本家のふたりは、SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を最初調べたが、同作の量子物理学では「アベンジャーズ」の世界の仕組みとは合わなくなってしまうと考えたようだ。簡単にまとめると、例えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で時間をさかのぼって自分の祖母を殺した場合、未来の自分の存在もなくなってしまうが、「アベンジャーズ」の世界の量子物理学では、過去を変えることで、別の新しいタイムラインができてしまうため、自分の本来のタイムラインを変えることができなくなってしまうのだ。
その後ふたりは、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のタイムトラベルのメカニズムにインスピレーションを受けたという。同作では、ハリーたちが「タイムターナー(逆転時計)」を使い、時間をさかのぼってシリウスを救うというもの。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でのタイムトラベルの方法であれば、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にマッチすると考えたようだ。どちらの作品も登場人物が積極的に過去の自分たちと出会う場面がある。
タイムトラベルにもいろいろな法則があるようで、まさか「アベンジャーズ」が「ハリー・ポッター」に影響を受けていたとは、なんとも意外だ。
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