人気歌手のケイティ・ペリーが、盗作疑惑がかけられた楽曲「ダーク・ホース feat.ジューシー・J」が著作権侵害であると訴えられた裁判で、敗訴したことがわかった。米ビルボード誌が伝えている。
「ダーク・ホース」は、ケイティ・ペリーが、2013年にリリースしたアルバム「プリズム」に収録されている楽曲で、その後シングルカットされ、エジプト風の凝ったミュージックビデオも話題となりヒットを飛ばした。
しかしその翌年の2014年、クリスチャンのヒップホップシンガーのフレイム(本名:マーカス・グレイ)が、「ダーク・ホース」は、自身が2008年にリリースした楽曲「ジョイフル・ノイズ」の盗作であると主張し、ケイティを訴えたのだ。
【動画】ケイティ・ペリー「ダーク・ホース feat.ジューシー・J」
【動画】フレイム「ジョイフル・ノイズ」
https://youtu.be/QCcW-guAs_s
その裁判が先日行われ、ケイティ側の弁護士は、「ダーク・ホース」はシンプルな音楽の素材を集めたもので構成され、これが盗作と言われてしまっては、今後アーティストたちの将来で、問題を引き起こす可能性があるとし、「原告は音楽の基本的な構成要素を所有しようとしている。それは音楽においてのアルファベットのようなもので、全ての人が利用できるべきである」と主張した。
また「ダーク・ホース」のプロデューサーであるドクター・ルーク含めたプロデューサー陣は、一度も「ジョイフル・ノイズ」を聴いたことがなく、フレイムという人物の名前も裁判になるまで知らなかったと主張した。
裁判所に出廷した時のケイティ・ペリー↓↓
https://twitter.com/kattyperrystan/status/1154484681947123713?s=20
裁判は1週間に渡り行われ、7月29日(月)、女性6人、男性3人の計9人の陪審員たちは、「ダーク・ホース」は「ジョイフル・ノイズ」のコピーであると判断し、フレイム側が勝訴、ケイティ側が敗訴する結果となった。またその損害賠償の裁判は、7月30日から開始されるという。
2015年にも、2013年にリリースされ大ヒットしたロビン・シックの楽曲「ブラード・ラインズ」が、マーヴィン・ゲイの「ガット・トゥ・ギヴ・イット・アップ」を引用したとして裁判になった。「ブラード・ラインズ」の曲を手がけたファレル・ウィリアムスが、全く別の曲であると否定したが、結果、著作権侵害としてロビンとファレル側が敗訴する結果となった。
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