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フランス発シンガーソングライターのロロ・ズーアイ、サマソニでの衣装はなんと○○だった! 初来日インタビューで日本の魅力語る[写真あり]

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ロロ・ズーアイ

フランス生まれ、アメリカ育ちのシンガーソングライター、ロロ・ズーアイ(24)が大規模音楽フェス「サマーソニック 2019」出演のため初来日を果たした。

ロロ・ズーアイはパリ生まれで、その後サンフランシスコに家族で移住。2017年にシングル「High Highs to Low Lows」をリリースする。フランスのアンニュイな雰囲気と、現代のトラップ・ミュージックをミックスさせたようなサウンド大きな注目を集める。

また水原希子らとともに「COACH FALL 2019 グローバル広告キャンペーン」にも起用されるなど、ファッション界においても注目される存在だ。

tvgrooveは、そんな彼女に独占インタビューを実施。彼女が生み出す独自の世界観やプライベートな時間の過ごし方、サマソニ出演の感想などたっぷりと語ってもらった。

Lolo Zouaï on Instagram: "Hello Tokyo 🥝🍆🥝🍆🥝"
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Q.今回初来日ですが、日本の印象はどうですか?

ロロ・ズーアイ:最高よ!もう既にすごく楽しんでる。ご飯も美味しいしね。

――日本で何を食べましたか?

ロロ:靴を脱いであがるスタイルの伝統的な和食を食べたわ。アメリカで寿司といえばツナとかサーモンしかないけど、この店はウニやイカもあって、すごく面白かった。ウニは結構美味しかったけど、イカは微妙だったかな・・・(笑)ステーキも食べたんだけどすごく美味しかったわ。

Q.ロロさんの楽曲「Caffeine」のMVなどに、たまにアジアの文化が登場します。日本に来る前、アジアに対しての印象はどのようなものだったのでしょうか。

ロロ:私はサンフランシスコで育ったんだけど、あそこは多様な文化が混ざっているの。アメリカで1番古いチャイナタウンもあるしね。それに私の行っていた高校の生徒は80%がアジア人だったから、常にアジアの文化がそこにあるって感じね。中華料理もよく食べていたし、アジア文化は私の文化の一部でもあるといった感じかな。大好きよ。

Q.日本を代表するフェス「サマーソニック」3日目に出演されましたが、感想は?

ロロ:素晴らしかったわ。バックステージも整っていてすごかった。20年の歴史があるフェスティバルの一部になることができてとても嬉しい。他のアーティストのパフォーマンスも見られたらよかったんだけど。オーディエンスの反応も最高だったわ。


一緒に歌うファン

――日本のファンがロロさんの曲を一緒に歌っていましたよね。

ロロ:そうなの。日本に初めて来たのに、こんなに遠い地でも音楽でつながっていられるなんて、世界一幸せな気持ちになったわ。

――オーディエンスの中のひとりの男性をクローズアップしてSNSに載せていましたね。

ロロ:そうそう!彼は超クールだったから、世界とシェアする必要があったのよ(笑)。彼はレジェンド!

Q.フランスのパリ生まれで、米サンフランシスコに引っ越したロロさん。何歳の時に引っ越したのですか?

ロロ:3ヶ月の、赤ちゃんの時。両親がアメリカの永住権の抽選に当選して、彼らが引っ越すことを決めたの。90年代はアメリカ移住が夢のような話だったからね。両親は英語よりフランス語の方が得意だから私も彼らとはフランス語で話すけど、ふたりとも20年以上アメリカに住んでるから最近はほぼみんな英語になったかな。

Q.エディット・ピアフからベイエリア・ヒップホップまで幅広く好きだと聞きましたが、何がきっかけでそのような音楽を好きになったのですか?

ロロ:歌うことが本当に昔から好きで、幼稚園でもたくさん歌ってた。そしたらママが私と姉をピアノレッスンに通わせてくれて、やり方を覚えたの。学校が終わるとピアノを弾いて音楽を作ったり、カバーをYouTubeにアップしたりしてた。

――では楽曲はピアノで作曲してるのですか?

ロロ:最近はアカペラで作ったり、たまにギターでも作るかな。今はピアノを持っていないんだけど、早く買いたいなと思ってるわ。

Lolo Zouaï on Instagram: "Ride acoustic 😈 had to get creative haha"
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Q.ファストフードやブランドショップでアルバイトをしながら楽曲を作っていた時期もあると聞きました。アルバイトの経験が曲作りに反映されたことなどはありますか?

ロロ:ピザやバーガー屋さんとか、6つのレストランでバイトをしていたわ。その仕事が大好きってわけでなくても、エンジョイしなくちゃいけないっていうことを学んだわね。でも同時に「もう辞めたい!」って思うこともあった。「こんなのわたしの人生じゃない」ってね。バイトをしてみて、「私は歌手になりたいの」っていう意思が固まったと思う。

Q.シングル「High Highs to Low Lows」を聞いて、新しさと同時にノスタルジックな雰囲気も感じました。ご自身ではご自分の音楽を言葉で言い表すならどんな言葉になると思いますか?

ロロ:短い言葉で描写するのは難しいけど・・・「メランコリック」「ほろ苦い」「ノスタルジック」とかかな。たまにストリングスを入れるから、「映画っぽい」っていうのもあるかな。いろいろな要素があるけど、泣ける曲やノリノリになれる曲などたくさんあるわ。

Q.セクシーであったりメランコリックだったり、様々な曲がありますがどのようなものからインスパイアされて楽曲になるのでしょうか?

ロロ:私を取り囲む環境や、自分が感じるもの。たまにコンサートに行ったり、小さなことを大きく描写したりする。「Caffeine」はレストランで働いている時に書いたものなんだけど、そこのシェフは長時間働かなくてはいけないからとても疲れていて、常にレッドブルやアルコールを大量に飲んでいたのを見て「あ、みんなカフェインが必要なのね」と思って書いた。でもこの曲をレコーディングするときは日本の「お~いお茶」を飲んでたの。だからこの曲は日本の緑茶にインスパイアされたのよ(笑)。

――なんと!日本と深いつながりのある楽曲なんですね。

ロロ:そうだよ、だからMVではグリーンのものをたくさん使ったんだよ!実際はコーヒー(カフェイン)の歌じゃないの。

Lolo Zouai – Caffeine

プレビュー

Q.今一番憧れているアーティストは?

ロロ:音楽キャリアを使って、他のビジネスをする人たちね。例えばリアーナは唯一無二の存在だけど、音楽の他に映画も少しやるし、ファッション、ランジェリー、メイクアップも成功させて、自分のブランドを確立した。素晴らしいことよね。そういう人を尊敬するわ。

――ではロロさんが音楽以外にブランドを作るとしたらどんな事をしたいですか?

ロロ:ファッションね。実際、明日コラボしたフープピアスとネックレスを発売するの。ジュエリーもいいし、私はリップスティックが大好きだからメイクもいつかプロデュースできたらいいな。あと実はお芝居のオーディションも受けたりしているの。全体的に活動の場を広げたいと思ってるわ。

Q.コラボしてみたいアーティストは?

ロロ:たくさんいるわ!タイ・ダラー・サインも大好きだし、ジェイムス・ブレイクロザリアも最高。ザ・ウィークエンドの曲も全部聞いてる。いろいろな人とコラボしてみたいな。

Q.「コーチ」「Tommy Jeans」のモデルとしても活動していますよね。これからのアイコンとして注目されていますが、ファッションを通じて、若い世代に伝えたいメッセージとは?

ロロ:流行にとらわれず、自分が何が好きかに集中するべきだと思う。流行はすぐに流れるからね。でも自分の真のファッションセンスというものは永遠に変わらない。ブランドネームにとらわれず色々探してみて、自分の好きなものを見つけるのが良いと思う。古着も環境に良いし素敵だよね。

――ご自身のファッションのこだわりはありますか?

ロロ:オーバーサイズとか、着心地がいいものね。あとはオリジナリティかな。みんなが来ている服は着たくないの。遊び心を持って、真面目すぎないこと。人はたまに真面目になりすぎるからね。

――サマーソニックで着ていたジャケットがすごく可愛いと思いました。

ロロ:あれ、実はパジャマなの!「これ良いじゃん!」ってなって、ステージで着たわ。でもほら、誰もあれがパジャマだなんて気づかないでしょ?それが何かなんて関係ないのよ。それにステージが終わったらすぐ眠れるしね(笑)

実はパジャマなシャツ

Q.どこか現実離れしているように見えるロロさんですが、お休みには何をすることが好きですか?

ロロ:何もしないことが大好き!私は外交的に見えるかも知れないけど、「外交的寄りの内向的」なの。一人でいることが好きだし、ブルックリンに住んでいるんだけど自然の中でランニングをするのが好きね。テレビを見るのも好き。もう服は沢山あるから買う必要がないけど、買っちゃうのよね。クラブよりもバーが好きだら、友だちと会うときはバーかな。

Q.ファンにメッセージをお願いいたします。

ロロ:tvgrooveを読んでいるみんな、ロロ・ズーアイだよ。初来日だけどすでにすごく楽しんでるわ。私のアルバム「High Highs to Low Lows」を聞いて、気に入ってくれるといいな。また日本に戻ってくるのが楽しみ!ありがとう。

(インタビュー以上)

ロロ・ズーアイ
デビューアルバム『High Highs to Low Lows』
配信中

再生/購入リンク: https://lnk.to/Lolo_AL

ロロ・ズーアイ

(取材・文:くぼたみか)

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