歌手のテイラー・スウィフトが、10年前にラッパーのカニエ・ウェストにスピーチを中断された当時の自身の日記を公開した。
テイラー・スウィフトは8月23日、新アルバム「ラヴァー」をリリース。それのデラックス版には、彼女の個人的な日記の一部が含まれている。
その日記の中の一つは2009年9月18日のもの。これは、この年のMTV ビデオ・ミュージック・アワードが開催された5日後のことで、この授賞式でテイラーは楽曲「You Belong With Me」で最優秀女性ビデオ賞を受賞。彼女は受賞スピーチをしたのだが、その際にラッパーのカニエ・ウェストが割って入り、テイラーのマイクを取り上げるという事態に。
当時19歳であったテイラーのスピーチを中断したカニエは「テイラー、君の受賞はすごく嬉しいしスピーチはあとでさせてあげる。けど史上最高のビデオはビヨンセだ!」と、驚きの発言をしたのだ。この際MTVは不適切な映像と判断したのかスピーチ映像を生中継で切り、ラッパーのエミネムのクリップに差し替えた。
スピーチを乗っ取られぼう然とするテイラー
10 years ago Kanye West took the microphone from Taylor Swift during her acceptance speech at the #VMAs and made one of the most infamous moments in the show’s history.
“I’mma let you finish, but…” pic.twitter.com/mhXooktaXJ
— XXL Magazine (@XXL) August 26, 2019
この事件の5日後、当時のテイラーは日記をつけていたのだが、それが今回公開。そこには「ああ、この1週間で多くのことが変わった。もし誰かに、音楽業界で最も有名なスターの一人が自分のステージに飛び込んで来て、生放送で私が受賞するべきじゃないなんて言われても、『そんなことは現実には起こらないわ』って言っていたでしょうね」と、当時の心境が綴られている。最後に「まぁ・・・それが実際起こったわ」としめくくっている。
このVMAsでの事件後、カニエは反省したようでテイラーに向け「ほんとうにすまない」と謝罪しているが、テイラーの心の傷は消えなかった。
さらにカニエは2016年、楽曲「Famous」の歌詞で「俺は今でもテイラーとセックスしたいかもな/なぜなら、俺があのビッチを有名(famous)にしたんだから」と、テイラーに対し挑発的なメッセージを発し物議をかもした。
約10年もの間、確執を持ち続けているテイラーとカニエ。今回テイラーはどのような思いでこの日記を公開したのだろうか。
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