去年9月にこの世を去った人気ラッパーのマック・ミラーに、ドラッグを売った男が逮捕された。E!Newsなどが伝えている。
10代の頃から人気ラッパーとして活躍してきたマック・ミラーだったが、2018年9月7日、ロサンゼルスの自宅で亡くなっているのが発見された。死因は薬物の過剰摂取だった。享年26歳だった。マックの死の翌月の10月31日には、追悼コンサートが開催された。
マックの死から約1年が経ち、米時間9月4日、マックにドラッグを売ったキャメロン・ジェームズ・ペティット(28)が逮捕されたことが明らかになった。
ロサンゼルスのハリウッドヒルズに住むキャメロン・ジェームズ・ペティットは、マックが亡くなる2日前、麻薬のフェンタニルを含む偽造されたドラッグを売ったとして起訴され、水曜の朝に逮捕されたことがわかった。
アメリカ麻薬取締局の宣誓供述書によると、2018年9月4日の夜、マックはキャメロンに、30ミリグラムのオキシコドン、コカイン、鎮静剤ザナックスを売ってくれるよう依頼しキャメロンはこれに同意。しかしキャメロンはマックにフェンタニルを含む偽造したオキシコドンを売ったのだという。またマックが死去したニュースが報道された後、キャメロンは友人に「オレは刑務所で死ぬかもしれない」というメールを送っていたという。
宣誓供述書によると、マックはこのフェンタニルを含む偽造したオキシコドンを吸った後に亡くなっており、これはキャメロンが売ったものに間違いないという。またマックは他の人物からもドラッグを購入しているが、これらのドラッグにはフェンタニルは含まれていなかったという。
米国検事ニック・ハンナは「本物の医薬品に偽装したフェンタニルは人を殺します。これはアメリカで毎日のように起きているんです。安価で強力なフェンタニルを混ぜたドラッグがますます一般的になり、これらの過剰摂取による死亡を引き起こす売人を逮捕することは、被害者と被害者の家族のためなのです」とコメントしている。
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