ハリウッドスターのキアヌ・リーブス、映画監督のチャド・スタエルスキ、アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅが、10日に都内で開催された映画「ジョン・ウィック:パラベラム」来日ジャパン・プレミアに出席。2年3か月ぶりの来日を果たしたキアヌは、会場を埋め尽くしたファンに感謝の気持ちを伝えたほか、日本公開を迎えることの喜びを語った。
本作は、裏社会における伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ)が、マフィアに対する壮絶な復讐を遂げた「ジョン・ウィック:チャプター2」の続編で、シリーズ第3弾。裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの「不殺の掟」を破ったことで1,400万ドルの賞金首となったジョンは、次々と襲い来る刺客たちと、命がけの戦いを繰り広げていく。キャストには、ハル・ベリー、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、マーク・ダカスコス、アンジェリカ・ヒューストンらも名を連ねている。
ブルーのシャツにブラックのスーツというスタイリッシュないでたちで客席から登場したキアヌは「ハロー!トウキョウ!コンバンハ!」と日本語で挨拶。「『ジョン・ウィック:パラベラム』のジャパンプレミアにようこそ。来てくださってありがとうございます。ドウモアリガトウゴザイマシタ」と笑顔で続けた。そんなキアヌに「ゴー!ベイビー!」と促されたスタエルスキ監督は「来ていただいてどうもありがとうございます」と白い歯を見せた。
当日は、自身の楽曲『にんじゃりばんばん』が劇中曲として採用されているきゃりーぱみゅぱみゅも登壇。きゃりーの『にんじゃりばんばん』を劇中で使おうと思った理由を聞かれたスタエルスキ監督は「アクションとの良い対比になるような、本当に楽しくてハッピーになるような曲を、色々と聞いていたんです」と選曲作業を回想。「曲を入れて、編集した映像をみんなで見たときに『パーフェクトだよね』『魔法だ』と話していたんですよ」と、『にんじゃりばんばん』を絶賛した。
映画が、日本から影響を受けていることに話が及ぶと、スタエルスキ監督は「キアヌも僕も、黒澤明監督の映画が大好きです。サムライ映画もチャンバラ映画も。日本の漫画やアニメも大好きで、武士道にも感銘を受けています。色々な武道や武術にも感銘を受けていて、日本の文化の味わいというものにもとても興味があるので、今回はいろいろと使わせてもらいました」と発言。キアヌは「チャドの言う通りです」と言い「僕たちがそうやって受けた素晴らしい影響というもの、情熱というものを、逆に作品として皆さんにお返しできるということは、大変うれしいですね」と本作の日本公開に対する喜びを語った。
その後、改めてマイクを握ったスタエルスキ監督は「皆さん、今日は来ていただいてどうもありがとうございました。願わくば、この映画を楽しんでいただけると嬉しいです。とても頑張って作りました」と笑顔でコメント。キアヌは「本当に、今日はお越しくださってありがとうございます。実は私とチャドにとって、今回の『ジョン・ウィック:パラベラム』ツアーの最後の地が東京なのです。こうやってこの作品を日本に紹介することが出来て、皆さんと分かち合えることを、大変光栄に思っています。ありがとうございました。映画を楽しんでください」と呼びかけていた。
「ジョン・ウィック:パラベラム」は2019年10月4日(金)公開。
Yutaka Kishi
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