DCコミックス「バットマン」の宿敵、ジョーカーの誕生秘話を描いた最新作『ジョーカー』。本作で主演を務めるホアキン・フェニックスが2019年9月9日(現地時間)、トロント国際映画祭のプレミアイベントに登壇し、本作における心境を明かした。
本作でジョーカーを好演しているホアキンは、「正直に言うと、決して簡単な決断ではなかった」と当初抱いていた苦悩を明かした上で、ジョーカーというキャラクターに何か惹きつけられる部分があったと語った。さらには「自分のキャリアの中で最も素晴らしい経験となった」とQ&Aセッションでコメントした。
ホアキンといえば、26歳の時に『グラディエーター』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、2006年に『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でゴールデングローブ賞主演男優賞とグラミー賞を受賞、その後も『her/世界でひとつの彼女』や『ビューティフル・デイ』など数々の話題作に出演してきた輝かしい経歴の持ち主だ。
そんな彼が「最も素晴らしい経験」と発言したことから、『ジョーカー』は彼のキャリア最大の自信作といっても過言ではないだろう。
また一方で、新バットマンがロバート・パティンソンに決定したことでも注目が集まっているが、本作で監督を務めたトッド・フィリップスは「これは単なる映画なんだ」と語り、今後ロバートが演じるバットマンとホアキン版ジョーカーとの共演は実現しない見込みだということも同イベントで明かされ、話題になっている。
ジョーカーは、DCコミックスの中でも絶大な人気を誇るキャラクターで、過去にジャック・ニコルソンやヒース・レジャー、ジャレッド・レトなど実力派俳優たちが演じてきた。
先日、第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の授賞式で最高賞の金獅子賞を受賞するなど、アメコミ映画史上初の快挙を成し遂げたことで、新生ジョーカーはさらに脚光を浴びている。ホアキン版ジョーカーに期待が高まるばかりだ。
『ジョーカー』は、2019年10月4日(金)に日米同時公開される。
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