人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバーで、現在ソロアーティストとして活躍するルイ・トムリンソン(27)が、2年の間に母と妹を亡くした悲痛な思いを初めて語った。The Guardianが伝えている。
ルイ・トムリンソンの母ジョアンナ・ディーキンさんは、2016年12月7日に白血病で43歳という若さで他界。今年3月7日には、亡き母への愛を歌った楽曲「トゥー・オブ・アス」をリリースした。そんな中、シングルリリースの翌週である3月13日、ルイの妹でファッション・デザイナーとして活躍するフェリシティ・トムリンソンが、イギリス・ロンドンの自宅にて心臓発作を起こし、救急隊が駆けつけ蘇生処置を行ったが、死亡が確認された。まだ18歳であった。
約2年の間の間に母と妹両方を亡くしてしまうという悲劇に見舞われたルイ。そんなルイが、「The Guardian」のインタビューに応じ、母、そして妹の死についてその悲痛な思いを初めて語った。
ルイ「ぼくが経験した全てのダークサイドは、こんなこと言うのはバカげているかもしれないんだけど、ぼくの人生において強さを与えているんだ。なぜならそのできごとはぼくが対処するべきことで最も暗黒なことだから。だから他のすべてが、簡単になったとか重要性が減ったわけではないけど、物事を俯瞰(ふかん)的に見ると、それらがどういうことなのかわかってくるんだ」
「全てのアーティストがこういうだろうと思うけど、ファンたちの重要性を信じているんだ。ぼくとファンたちはともにダークな時を一緒に過ごし、そしてそれらをともに経験してきた。彼らはその負担や悲しみを背負ってくれ、そしてぼくは彼らの愛とサポートを感じたよ。ぼくは母を失った時、みんなのサポートはすばらしいものだったことを今でも鮮明に覚えているよ」
「自分自身を哀れだとか気の毒だと思っている時間はないんだ。ぼくはどん底を経験したから、これからキャリアについてどんなことが待ち受けていようが、あれほどの(母と妹の死ほどの)感情的にヘビーなものはないだろうと感じる。だからおかしいかもしれないけど、その暗黒はぼくに力を与え、ぼくを今まで以上に強くしたんだ」
「人々にもぼくを気の毒だと思ってほしくない。それはぼく自身が感じていることではないから。このツラい経験はぼくのガソリンとなったんだ」
本当にツラい経験をしたルイだが、いつまでも悲しむのではなく、それを強さに変え、前に突き進んでいるようだ。
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