「ボヘミアン・ラプソディ」ラミ・マレックの長~い下積みからブレイクまでの軌跡を徹底分析! 米では「ミスター・ロボット」最終シーズン放送開始

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ラミ・マレック
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昨年公開され大ヒットとなったクイーンの伝記的映画「ボヘミアン・ラプソディ」にて、主人公フレディー・マーキュリー役を務めた俳優ラミ・マレック(38)。今ではすっかりハリウッドスターの仲間入りを果たしたラミだが彼の俳優としてのキャリアはこれまでどんなものであったのだろうか?

キャリアのスタートは「ギルモア・ガールズ」

ラミ・マレックが俳優として初めてクレジットされたのは、2000年~2007年まで放送されていたドラマ「ギルモア・ガールズ」。彼は2004年、同ドラマの第4シーズンのエピソードに「アンディ」という役名で一度だけ出演し、これが彼にとって初めての出演作となった。

その後2005年~2007年に放送されたFOXのコメディ・ドラマ「The War at Home」における、主人公家族の隣に住むゲイの少年ケニー役で注目を集める。

「ギルモア・ガールズ」ラミ出演部分
https://youtu.be/0nRm4ELEHD0

「ナイト ミュージアム」で注目度アップ

ラミは2006年&2014年の映画「ナイト ミュージアム」シリーズで若きエジプト国王アクンメラー役を演じ、その独特でエキゾチックな風貌に注目が集まり、オリエンタルな役を続々と獲得することとなる。

「ボヘミアン・ラプソディ」共演者とは前から親友

その後ラミは太平洋戦争の戦いを描く、実話を元にした2010年のドラマ「ザ・パシフィック」にメリエル・シェルトン伍長役として出演。実はこのドラマ、主人公の一人であるユージーン・スレッジ役を、「ボヘミアン・ラプソディ」でジョン・ディーコンを演じたジョセフ・マッゼロが演じており、2人はこの時から良き友人なのだ。「ボヘミアン・ラプソディ」では主役と脇役の立場が入れ替わった2人だが、ジョセフはジョン・ディーコン役が決定した際は「君のサイドでまた演じることができて本当に嬉しいよ」とラミにメールをしたという素敵なエピソードも明かしている。

12年前のラミとジョセフ
https://www.instagram.com/p/BuScRkXBRmW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=dlfix

運命の「ミスター・ロボット」

2015年スタートのドラマ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」で主人公エリオット・オルダーソンを好演。天才ハッカーというミステリアスなキャラクターを見事に演じ、ゴールデングローブ賞2年連続ノミネート、第68回エミー賞主演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞。

なお、「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」第4シーズン(最終シーズン)はアメリカにて放送が開始したばかり。彼は自分のキャリアの中でも「ミスター・ロボット」がかなり大きかったと語っており、最終シーズン放送直前には「人生の中でも本当に素晴らしい時間だった。何が起きたかなんて言葉に表せないほどだけど、並外れた出来事だった」「5年前、視聴者やアメリカ、世界にどう受け入れられるか分からなかったこの作品を始め時のことを思い返すとね」と、撮影開始当時を振り返っている。

「ボヘミアン・ラプソディ」でトップスターの仲間入り

「ミスター・ロボット」で実力を見せたラミは、2018年11月に公開した、バンド「クイーン」の伝記的映画「ボヘミアン・ラプソディ」にて、主人公フレディー・マーキュリー役を獲得。2019年のアカデミー賞授賞式では「最優秀主演男優賞」も受賞し、一流スターの仲間入りを果たしたのだ。彼は役のオファーを受けた時のことを「銃を頭に突きつけられているような瞬間だった。『どうしよう?』って自分に聞いて、“戦うか逃げるか”っていう状況だったんだけど、戦うことに決めた。人生で挑戦した中で最も怖かったものが、今では最も満たされやりがいのある結果として返ってきている」と以前語っている。

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今後も映画「007」の出演も決定しているラミ。インタビューで「僕のキャリアはゆっくりと燃え続けているといった感じなんだ。だから共演者やスタッフのありがたみがとても分かる。彼らは謙虚でいることを常に思い出させてくれる」と、下積み時代が今の安定したキャラクターを支えていると話している。彼の今後のさらなる活躍に世界が注目している。

「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」第4シーズン予告編
https://youtu.be/9Hmb33a7ATM

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