ブライアン・クランストン(62)が、新作映画にまひのため車いすを必要とする富豪の役で出演。キャスティングへの不満に反論している。
ブライアン・クランストンは、新作映画「The Upside(原題)」で、車いすに乗った身体障がい者のキャラクターを演じている。本作は2011年のフランス映画「最強のふたり」をもとにしており、クランストン演じる障がいを負った富豪と、その介護人の交流を描いた作品だ。
オリジナル版は東京国際映画祭で最高賞を受賞するなど高い評価を得たが、ハリウッドによるリメイク版では、健常者であるクランストンが障がい者を演じることへの批判がある。PAのインタビューにおいて、彼自身は「批判的な世界に住んでいるから、もし何か行動を起こそうとするのならば、批判を受ける可能性を受け入れなければいけない」と述べている。
その傍ら、「障がいを持つ人々に対し、より多くの機会を与える必要性があることはわかっている」と、自身へ向けられた批判に対して一定の理解を示している。自身が四肢麻痺性のキャラクターに配役されたことは、「ビジネス的な決断」だとも。
その上で、「もし私がストレートでもう若くない、裕福な人物だとして、それは私が貧しいという設定のキャラクターを演じてはいけないという意味になるのか? 私にはホモセクシャルのキャラクターは演じられないということか?」と、ブライアン・クランストンは疑問を提起している。
彼は線引きの難しい問題であると述べながらも、「議論の価値がある問題」「話し合いを持つことは、どんな場合でもいいことだ」と主張した。また、「今回のケースにおいて、エンターテイメントの世界で、障がい者へ与えられる機会を増やしたいという声が多いという事実が認知されたことは、いいことだ」とも述べている。
映画・海外ドラマ関連を中心に、洋楽や海外セレブ情報も発信。カルチャーとファンの距離を縮める、カルチャーをもっと楽しめるコンテンツをお届け!
☆X(旧Twitter)で最新情報を発信中!今すぐフォロー!