アメリカの人気下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)」が、ついに“サイズ14”のプラスサイズモデルを起用したことが話題となっている。independent.co.ukなどが伝えている。
これまでランウェイモデルというと、高身長で痩せ型のモデルばかりが起用されてきたが、2018年、歌手のリアーナが出がけるランジェリー・ブランド「サヴェージ×フェンティ」のショーで、臨月の妊婦や、様々な肌の色や体型、そしてトランスジェンダーのモデルを起用し話題となり、その後様々なファッションブランドが、ショーで多様化を意識するようになった。
しかし、この多様化の時代に、人気下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のチーフ・マーケティング・オフィサーでショーのキャスティング・ディレクターを務めるエド・ラゼックが、トランスジェンダーやプラスサイズのモデルは採用しないとコメントし、世間からバッシングを受けていた。
その後「ヴィクトリアズ・シークレット」は、方針を改めたのか今年8月、トランスジェンダーのモデルである、ヴァレンティーナ・サンパイオを雇用。そして今回初めてプラスサイズモデルを起用し話題となった。
先日、「ヴィクトリアズ・シークレット」は、イギリスの下着ブランド「ブルーベラ(Bluebella)」とのコラボコレクションを発表。そこで、プラスサイズモデルのアリ・テート・カトラーをこのキャンペーンに起用したのだ。
アリ・テート・カトラーは、インスタグラムでコラボコレクションの下着を着用した写真を公開。「私は『ヴィクトリアズ・シークレット』で初めてのサイズ14のモデルなの。私が10代の時にあこがれていたブランドと一緒に仕事ができて本当にうれしいわ。様々な体型のための正しい方向へのすばらしい一歩よ」とよろこびをコメントした。
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また、E!Newsのインタビューでアリは「サイズ14は、実はアメリカ女性の平均サイズなの。ほとんどの女性がそのサイズなのだから、メディアやファッションはもっとそのことに目を向ける必要があると思うわ。だから私たちはブランドやメディアの中で正確に表現する必要があるの」と、これまで痩せ型の女性ばかりしか起用してこなかったブランドに対し、もっと世間に目を向けるべきであると主張した。
「ヴィクトリアズ・シークレット」といえば、毎年華やかなファッションショーが有名だが、今年は開催しないと言われているが、トランスジェンダーとプラスサイズモデルを起用するなど、多様化の時代に合わせ、これからも進化していこうと考えているに違いない。
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