人気DJ/音楽プロデューサーのゼッドが、永久に中国への入国が禁止になったことを明かした。
日本時間10月11日、ゼッドはインスタグラムとツイッターで「ぼくは『サウスパーク(South Park)』のツイートをいいねしたことが原因で、中国に永久に入国禁止になりました」と投稿した。
I just got permanently banned from China because I liked a @SouthPark tweet.
— Zedd (@Zedd) October 10, 2019
「サウスパーク」は、アメリカのコメディ中心のケーブルテレビチャンネルで放送されている、切り絵風のアニメで、1997年から制作されている長寿番組だ。そのストーリーは、過激な風刺となっており、世の中の様々なできごとや政治を皮肉たっぷりに描いている。
先日、「サウスパーク」の最新話「Banned In China」で、アニメの登場人物のランディー・マーシュが中国を訪問。ランディーは中国でマリファナ・ビジネスを拡大させようとするのだが、刑務所に入れられてしまい、強制労働させられ、中国共産党の教育を受けさせられるというシーンが描かれたのだ。さらにこの話の中にくまのプーさんとピグレットが登場するのだが、このくまのプーさんは習近平国家主席をイメージしたもので、ピグレットが「習近平国家主席に似ているから、くまのプーさんは中国では禁止なんだ!」と話しているシーンもあるという。
このエピソードは中国の怒りをかってしまったようで、中国国内の検閲により、インターネット上で「サウスパーク」の一部のエピソードの視聴ができなくなったという。これを受け「サウスパーク」の制作チームは「中国共産党万歳!この秋のトウモロコシが豊作になりますように!これでいい?」と、皮肉たっぷりの謝罪コメントを投稿している。
ゼッドは「サウスパーク」について特にコメントをしたわけではないが、「いいね」したことで中国側から敵とみなされてしまったようだ。
ゼッドが中国入国禁止になったことに「ありえない!」「そんなことあるの!?」「オーマイゴッド」「私も今後下手なことは言えないな」「中国ありえない」「ゼッドもう中国ツアーできないのか…」と、おどろきの声が多く寄せられている。
実は中国入国禁止になっているセレブは意外と多く、ジャスティン・ビーバーは過去の素行の悪さが原因で2017年に入国禁止。レディー・ガガ、セレーナ・ゴメス、マルーン5、ジョン・ボン・ジョヴィらはダライ・ラマ関連、そしてケイティ・ペリーはアンチ中国の象徴である「ひまわり」のドレスを着用し、台湾の国旗を高々と振ったことで入国禁止となっている。
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