歌手のサム・スミス(27)が、メイクアップをし授賞式に参加。今年は「発見の年」であったと涙ながらに語った。
サム・スミスは10月9日、英ロンドンにある「The Roundhouse」にて開催された、ゲイ雑誌「Attitude」が主催の授賞式「2019 Attitude Awards」に出席。レッドカーペットにはメイクアップをし、上下グリーンのレース素材のセットアップという中性的なスタイルで登場した。サムはこのファッションについて「昨日は下着で授賞式に行った」と表現している。
この授賞式でサムは「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。その受賞スピーチでサムは、自身が男性にも女性にも分類されない「ノンバイナリー」であること、そして既存の性別の枠組みにあてはまらない流動的な「ジェンダークィア」であることをエモーショナルに説明した。
サムは壇上に上がるなり、感極まった様子。「この賞をいただけて本当に圧巻です。この会場にいるみなさんに感謝します」「2019年は“自分発見のワイルドな旅”のようでした。人生で二度目のカミングアウトのようなね」と、この1年は新たな発見が多かったことを話す。
さらに「私が自分について、この様に公に語ることができているのは、自分が本当に安全だと感じられているから。家族やチームだけでなく、私のコミュニティの人々が何年も私を守ってくれているからです」と、周りのおかげで自分自身でいられると明かした。
感極まるサム
サムは今年3月、インスタグラムにてジャミーラ・ジャミルが開始した番組「I Weigh Interviews」に出演。その際、自分の性を「ノン・バイナリー」であると告白。「『ノン・バイナリー』『ジェンダークィア』っていう言葉を見つけてから、それについて読んだり人の話を聞けば聞くほど『待って、これ自分のことじゃん』って思うようになった」と、自身はノン・バイナリーやジェンダークィアであることに気づいたと明かした。
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