「ワン・ダイレクション」メンバーで現在ソロアーティストとして活動中のハリー・スタイルズ(25)が、以前食事をおごったホームレスにストーカー行為をされていたことを明かした。
今年7月、ハリー・スタイルズにストーカー行為をしたとして、住所不特定のスペイン人パブロ・タラザガ=オレロ(26)が逮捕された。彼は2ヶ月に渡りハリーの英ロンドンにある自宅の外で寝泊まりしたり、ハリーの郵便受けにメモを入れるなど、嫌がらせ行為を続けた。
この件の裁判が10月14日に行われたのだが、その際ハリーは「男性をかわいそうに思い、食事を買って与えたところ、その後からストーカー行為が始まった」と話した。
ハリーは法廷で「彼に気付いたのは3月。こんなに若い男が、こんなに寒い中バス停で寝泊まりしているなんて悲しいと思いました。なので私はそのバス停の横に車を停め、いくらかお金が必要かとオファーしました。そうすればホテルや食事を買えると思ったので」と、親切心で男に近づいたことを話した。
しかしその後からほぼ毎日のようにハリーはその男に遭遇することに。ハリーは自宅近くのバー「The Spaniard’s Inn」で男を目撃したことで、彼にストーキングされていると“確信”したという。
ハリーのセキュリティーチームはホームレスのチャリティ団体に、彼にシェルターを用意するよう要請したが、男がこれを拒んだという。
また法廷にて証言をしたハリーの隣人は、「パブロ・タラザガ=オレロ(ストーカー)はハリーのことを“ソウルメイト”だと呼び、精神的に彼を守っていると話していました」と語っている。
しかしパブロは自身の弁護士に「ハリーはお金を渡してきて、『ホテルで一緒に楽しもう』と言ってきた」と話したというが、ハリーはこれをハッキリと否定している。
ハリーは「彼(ストーカー)は宗教的な理由でお金を受け取れないと言いました。なので何か食べるものはいるかと聞いたら、枝豆が欲しいと言いました。なのでヴィーガンカフェに行ってサンドウィッチ2つ、サラダ2つ、マフィン2つ、全て温めてもらいパブロの元へ持っていきました。食事を車の窓から渡したら、彼が『一緒にレストランに行って食事をしないか』と僕に聞いてきました。僕は仕事に行く途中だと言いました。そのとき、少し変だなと思いました。彼の表情を見た時、少し不快に感じました。ニヤニヤしているようで・・・。そのときから、私は自分の家にいる時でさえも危険を感じるようになったのです」と証言した。
またハリーは「これまでにこんな行為にあったことはありません。夜間のガードも雇いました。いまでも夜は寝室の鍵をかけています」と、恐怖を感じたことを告白した。
この件に関しまだ判決は出ていないが、裁判官は「スタイルズさんの証言と証拠に矛盾などはない。スタイルズさんは、冬に外で寝泊まりしなければならない若者を不憫に思い、良心で彼に食事を与えた。そしてスタイルズさんが、彼とホテルで“楽しもう”といったなどということは信用に欠ける」とし、「これはスタイルズさんに対するハラスメントに該当すると確信しています」とコメントしている。
判決が下るまでの間、パブロは条件付きで釈放されているという。
ハリーの“人を助けたい”という素晴らしい親切心が裏目に出てしまい、ストーカー被害へとつながるという悲しい結果になってしまった今回。彼の身の安全を願うばかりだ。
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