『アベンジャーズ』のハルクでおなじみの俳優、マーク・ラファロが、自身が主演する『ダーク・ウォーターズ(原題:Dark Waters)』のトークセッションに参加し、環境問題に呼びかけた。
マークが主演の最新映画『ダーク・ウォーターズ(原題:Dark Waters)』は、10月28日(現地時間)、ハリウッドで初お披露目となった。上映後、監督を務めたトッド・ヘインズ、共演者のティム・ロビンス、そして本作のモデルとなった弁護士でマークが “真のヒーロー”と呼んでいるロバート・ビロットと共にトークセッションに参加。そこで環境問題について語った。
映画『ダーク・ウォーターズ(原題:Dark Waters)』US版予告編
映画『ダーク・ウォーターズ(原題:Dark Waters)』は、ある日、一人の農夫から村で起こっている連続不審死の調査を頼まれた弁護士のロバート・ビロットが主人公。彼は、不審死の原因が化学企業のデュポンが化学物質を川に流出させ、生活水が汚染されたことだと農夫から打ち明けられ、調査を開始する。アメリカを代表する大企業、デュポンとロバートとの壮絶な戦いが描かれているスリラー映画だ。マーク・ラファロのほか、アン・ハサウェイやティム・ロビンス、ビル・キャンプらが出演している。
マークは「この映画を作って、現に戦っている人々のリアルな物語を伝えたかった。政治的ではなく、一人の人間として伝えるための方法がこの映画だった」とコメント。
また映画を鑑賞したロバート弁護士は「これは真実の物語です」と語り、忠実に再現された内容を高評価した。「彼らは20年の闘いを2時間に凝縮するという、とっても素晴らしい仕事をしてくれました。なによりマークがこのストーリーに目をつけ、正確に伝えてくれたことが目に見えてわかりました」とコメントしたという。
そしてマークは「この映画がきっかけで、みんなが会話することを願っている。今、人々に何が起こっているのか、そしてあなたの家族やいとこ、祖父母たちが今も常にガンや病気に冒されている可能性があるってことを」と改めて環境汚染について呼びかけた。
映画『ダーク・ウォーターズ(原題:Dark Waters)』は、11月22日に米公開予定。