ディズニーが新しく企画している新『クリスマス・キャロル』に実写版『美女と野獣』で監督を務めたビル・コンドンが参加することが新たに分かった。
ビル・コンドンは、『美女と野獣』のほか、『トワイトライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1 / Part2』で監督として活躍する一方で『グレイテスト・ショーマン』や『シカゴ』などの脚本を担当するなどの実力を持ち、ハリウッドで大成功を納めている。
報道によると、ビルはすでに脚本を書き上げており、監督する準備を進めているとのこと。また、今回のストーリーは、原作「クリスマス・キャロル」の主人公であるエベネーザ・スクルージのビジネスパートナーであるジェイコブ・マーリーを中心に描いているという。
「クリスマス・キャロル」は、1843年に出版された英国の文豪、チャールズ・ディケンズの中編小説。クリスマスを題材とした物語の中では最も有名。1951年に白黒映画で映画化されたのを皮切りに、ミュージカル作品として2本、ディズニー映画として2本(そのうちの一本は、ディズニーキャラクターが登場人物を演じる人気ファミリー映画)、その他様々な有名監督の手によって計9回も映画化されている。
物語の主人公はエベネーザ・スクルージという初老の商人。ケチで冷酷な性格から嫌われ者だったスクルージが、クリスマスイブに不思議な体験をすることで改心していくというもの。ジェイコブ・マーリーは、スクルージの共同経営者だが、先立ち、葬儀ではスクルージに渋られ、まぶたの上に置かれたコインまで持ち去られてしまう。
『クリスマス・キャロル』は、先日アップルがライアン・レイノルズとウィル・ファレル共演で製作を発表したばかり。ディズニーとして新たなストーリーとなる今回の企画は、まだ出演者などは発表されていない。