歌手のレディー・ガガが、複数の性的暴行容疑で訴えられているR&BシンガーのR.ケリーと過去にコラボしたことを謝罪し、同曲を配信サイトから取り下げることを発表した。
R.ケリーは以前より、当時未成年だった少女に対する性的暴行や、彼が率いていた「セックスカルト」集団の疑惑などが問題となっていた。そして今月、米テレビ局Lifetimeは、ケリーの親族やスタッフを含む関係者およそ50人以上からの証言を集めたドキュメンタリー・シリーズ「Surviving R. Kelly(サバイビング・R.ケリー)」を放送。
ケリーの元妻や、かつて彼と交際していたという女性、彼が率いていたセックスカルトに参加していたが、耐えきれなくなって逃げ出してきたという女性の体験など、生々しい事実が明らかとなった。
TMZによると、2013年にR.ケリーとコラボレートした歌手のレディー・ガガは1月11日、長文で声明を発表。ケリーとコラボしたことに関し謝罪し、被害者女性へメッセージを送った。また、コラボ曲「Do What U Want(With My Body)」をiTunesを含むストリーミングサービスから一切削除することを発表した。
ガガの声明、一部抜粋
「私はこれらの被害女性の1000%味方です。彼女らを信じ、彼女らの苦しみや痛みを理解します。そして彼女たちの声が人々に届き、深刻さが伝わる必要があると強く感じています」
「自分自信も性的暴行の被害者であり、このR.ケリーとのコラボ曲を書きMVを作った時、私はまだ人生の暗い時期にいました。当時は極端に挑発的なものを作っていたのですが、これは私の中に怒りがあり、まだ(性的暴行の)トラウマから前に進めていなかったからです」
「過去には戻れませんが、前を向いてこれからも性的暴行に遭った女性、男性、全ての性的指向の方々、全ての人種の方々を支えていきます」
「これ(性的暴行)は、自分がされるまでどんな気持ちか理解できないのです。でも私は今自分の気持ちはわかっています。彼とのコラボ曲をiTunesや他のストリーミングサービスから取り下げ、彼と二度と仕事をしません」
「私の若かった頃の貧しい判断に関して、またコメントを出すのが遅くなりごめんなさい。愛しています」
R.ケリーは数々の被害者からの訴えを否定しているが、彼が過去数十年繰り返してきたことは「素行が悪い」といった言葉で片付けられない悪質な行為であることは明らか。ガガらセレブたちの強気な姿勢がハリウッドの闇を変えていくか。
I stand by anyone who has ever been the victim of sexual assault: pic.twitter.com/67sz4WpV3i
— Lady Gaga (@ladygaga) January 10, 2019
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