人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバーで、現在ソロアーティストとして活躍するリアム・ペイン(26)が、「1D」メンバーたちには競争心があるだろうということを明かした。英メトロ紙などが伝えている。
12月6日に待望のソロデビュー・アルバム「LP1」をリリースすることを発表したリアム・ペイン。ファンにとっては、ずっと待ち続けていたうれしいニュースだ。
リアム以外にも現在「1D」メンバーたちはそれぞれにソロ活動に専念しており、ナイル・ホーランも先日、今後リリースする新アルバムからのリード・シングル「Nice To Meet Ya」をリリースし、ルイ・トムリンソンも来年1月31日にソロデビュー・アルバム「Walls」をリリースすることを発表し、すでに第三弾シングルまでリリース。またハリー・スタイルズも、12月13日にソロアルバム第二弾となる「FINE LINE」をリリースすることを発表し、先日リード・シングル「Lights Up」をリリースと、それぞれソロ活動でも大活躍し、そしてほぼ同時期にソロアルバムリリースが決定しているのだ。
そんな風にお互いをリスペクトしているメンバーたちであるが、やはりお互い競争心もあるようだ。
先日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた音楽イベント「KISS Haunted House Party」に出演したリアムは、「ぼくらはお互いにライバルだと思っていて、競争心を燃やしている。でも、それと同時にそれぞれが全く違う方向に進んでいるから、お互いにジャッジし合うことはないよ。ジョン・メイヤーのようなギタリストと自分を横に並べて比べるようなものだよ。ただ同じ年ごろの男として、かつて同じグループで活動をしていて、同時にソロ活動を始めたから、どうしてもやっぱりお互いに意識してしまうよね。でも向かっている音楽の方向性が違うから、本当にお互いに評価しあうことはないよ」と、語った。
しかし、お互いにライバルだと意識する一方で、みんなとても仲のいい仲間だという。
「ワン・ダイレクション」ではリーダー的存在だったリアムは「よくルイとは話をするんだけど、ルイはすごいよ。本当にがんばっていると思うよ。ルイと『1D』の時からずっと、すごく仲がよくて、一緒にバンドを引っ張っていってくれた。だからそれは今も同じで、ルイとはとても仲がいいよ。すごく大変な経験をしてきたルイだけど、できるだけルイの力になりたいと思っているし、それはルイも同じだと思っている。同じ経験を共有できる仲間がいるって本当に素敵なことだと思うよ」とメンバーとの絆を明かした。
リアムは、最近デビューアルバム「LP1」を12月6日にリリースすると発表した。
「すごくいい曲ばっかりを集めたアルバムなんだ。ニューエイジ・ミュージックも含まれているし、ぼくが子供の頃に聞いていたような音楽がいっぱい入ったアルバムになっているよ。アッシャーの『8701』やジャスティン・ティンバーレイクの『Justified』や、クリス・ブラウンのような感じのアルバムに仕上がったよ。彼らの曲はぼくが子供の頃に初めて聞いた曲なんだ。おもしろいよね」
「アルバムにはじっくりと時間をかけて取り組みたかったんだ。積極的に関わって質のいいものを作りたいと思ったし。それで、僕の大好きな音楽を片っ端から聴いたんだけど最後にはどの音楽がいいのか分からくなって、最後には判断がつかなくなってしまってしまったんだ…。それで、もう一度時間が経ってから音楽を聴き直してみると、ようやく納得のいくものができたんだ。それですごくアルバム制作に時間がかかったよ」とアルバム制作についても語った。
お互いをリスペクトしつつも、やはりソロとして同時期にアルバムがリリースされるとなると、ランキングがどうなるかなど競争心もあるようだ。