全米・日本を含む世界66カ国でNo.1を記録した『ジョーカー』。孤独だが心優しかった男が「悪のカリスマ=ジョーカー」に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテイメントで、衝撃的な内容に社会現象を巻き起こしている。そんな本作で監督が削除したシーンを明かした。
サンタバーバラ国際映画祭シネマ協会(SBIFF)によると、トッド・フィリップス監督は映画の中で最も記憶に残るシーンを説明したという。本編では、ホアキン・フェニックス演じるアーサーが冷蔵庫の中身をすべて出して、閉じこもるシーンが話題に。「あの意味はなんだったんだ?」という疑問を観客の多くが抱いたようだ。そんな冷蔵庫のシーンも実は、ホアキンの即興の演技だった。
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65K likes, 1,001 comments - toddphillips on August 25, 2019
今、有名になっているこの冷蔵庫のシーン以外に実は、ホアキンの即興演技が過激すぎて削除したシーンが2つほどあるとトッド監督は明かした。ホアキンとトッド監督はたまに撮影が早く終わった時に、2人で台本にない即興演技を行ったという。そしてその時間を「不眠症の研究」と名付けていたそうだ。トッド監督は「あの冷蔵庫のシーンはその中(「不眠症の研究」)の1つ。他にもアドリブのシーンが2、3あったんだけど削除したんだ。1つはバスタブのシーンで、驚くほど素晴らしかったけど、R指定に引っかかると思った。別にポルノがあったわけではなく、ただただ狂っていたんだ」と当時を振り返った。
アーサー(ジョーカー)を演じたホアキン・フェニックスは各方面から高評価を受け、オスカー候補間違いないとまで言われている。過激なシーンも登場した本作は、現在日本で絶賛公開中だ。
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