ここ数年自分の持病を公表するセレブが増えている。皮膚病や、線維筋痛症など自分の病を勇気を持って公表するスターたち。今回は自分の病を公表したセレブを紹介したい。justjared.comがまとめている。
セレーナ・ゴメス ループス=狼瘡(ろうそう:種々の皮膚のびらんや疾患を特徴とする)
狼瘡という皮膚の病気は自分の免疫システムが細胞や臓器を攻撃する全身性自己免疫疾患だ。体に炎症が起こり、関節、皮膚、腎臓、脳、心臓、肺などにも影響を及ぼす。彼女はこの病と闘っていることを公表し、2017年には腎臓移植をしたことを公表した。
レディー・ガガ 線維筋痛症
全身の筋肉に激しい痛みを感じる病気である。痛みだけではなく、自律神経の障害、睡眠障害まで引き起こす恐ろしい病気である。レディー・ガガは2017年9月に公表し、体の痛みのために2018年のワールドツアーを中止した。
ニック・ジョナス 1型糖尿病
膵臓からインシュリンがほとんどでなくなる病気だ。血中の糖分が吸収できなくなり、糖分をエネルギーに変えることができなくなる。ニックは13歳の頃に発病し、数年前公表に至った。
キム・カーダシアン 乾癬
皮膚の新陳代謝が異常に活発になり、通常の10倍の速さで皮膚が作られる皮膚病。皮膚が赤くなり、痒みや痛みを伴うことがある。2010年に発症し、数週間前も、自身の顔の症状をSNSにアップしている。
サラ・ハイランド 腎形成異常
腎臓の内部構造が通常と異なる形をしている病気だ。サラは2つの腎臓の移植をしていて、2012年に父親から、そして数年後には弟から腎臓をもらって移植手術をしている。「だから私はすごく自立しているの。みんなに頼りっきりのときもあったけれど。こうやって28年間みんなに支えながら生きてきたし。今でも自分をコントロールする方法や、我慢強くなれるように頑張っているところなの」とサラは話した。
ジジ・ハディッド 橋本病
橋本病とは、本来自分の体を守るための免疫が自分自身の甲状腺を攻撃することにより起こる病気。 この異常な免疫反応を自己免疫と呼ぶ。自己免疫により甲状腺に慢性の炎症が起こると、甲状腺が腫れてきたり、逆に縮んだりする。2016年にジジは「私の代謝はこの一年、クレイジーなくらい変わったの。私は橋本病(慢性甲状腺炎)を患っているの。甲状腺疾患のことよ」「この病気のために薬物療法を受け続けて2年になるわ。だから『ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー』のためにこれ以上体重を落としたくなかったの」「ただ正しい部分に筋肉をつけたいの。あとお尻をもう少しプリッとさせたい。そうしたらステキよね」と病気について告白した。
ベラ・ハディッド ライム病
野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生のダニによって媒介される人獣共通の細菌による感染症。発熱、頭痛、倦怠感、皮膚が赤くなるなどの症状が見られる。ベラは数年前に病気のことを公表した。「6日間もベッドから起き上がれなかったわ。頭もぼんやりして、何も見えなかった。人生の中で一番辛かった時期だわ」と話した。
ヴィーナス・ウィリアムズ シェーグレン症候群
ドライアイとドライマウスというのが主な症状で、免疫システムに何らかの異常が起きたことが原因とされる。ヴィーナスは2011年に診断された。「自分のことを大切にケアして休んだり、食べるものに気を付けたりしたわ。できるだけ効果の高い治療も受けたの」と話した。
ホールジー 子宮内膜症
子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気のこと。20~30代の女性に多く、ホールジーは過去に何度も手術をしている。
リル・ウェイン てんかん
てんかんは、大脳の神経細胞の多くに、いっせいにスイッチが入ってしまい、バランスがとれなくなってしまうことで、 さまざまな症状(発作)を引きおこしてしまう病気だ。リル・ウェインにはてんかんがあり、発作を起こしやすいという。過去に何度か発作を起こし、最初は原因がわからなかったものの、その後診断で明らかになったという。また3回連続で起きた時、3回目には心拍数が30%にまで落ち、命の危機も感じたと明かしている。またストレスを感じたり、多忙で自分自身を酷使すると発作を起こしやすいという。
マイケル・J・フォックス パーキンソン病
パーキンソン病は、脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気。症状は徐々に始まり、時には片手だけでほとんど目立たない振戦から始まるという。マイケル・J・フォックスは1991年の29歳の時にパーキンソン病になったことを知り、数年後の1998年に公表した。
チャーリー・シーン HIV
HIVはヒト免疫不全ウイルスのことで、体の免疫力が低下し、その結果として、日和見(ひよりみ)感染症など様々な合併症が出た状態をいう。チャーリー・シーンは2011年にHIVに感染し、2015年にHIVに公表し大きな話題となった。現在も治療のため薬を服用し続けており、他人に感染する確率は96%も減らしたという。