映画評論サイトで有名な「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」の評価をもとに、ネットフリックス(Netflix)で今年公開された映画ランキングのトップ1位~10位までを紹介。
「ロッテン・トマト」では、満足度、肯定的なレビューが60%以上になると赤いトマトで表示され、トマトメーターが75%以上だとフレッシュ(新鮮)認定で高評価という意味。59%以下が腐った緑のトマト、つまり低評価とされている。またトマトメーターが75%以上で、トップ批評家からのレビューが5つ以上ある映画は、「サーティファイド・フレッシュ(新鮮保証)」という認定を受ける。
10位「エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE」(トマトメーター90%)
全世界でメガヒットとなったドラマ「ブレイキング・バッド」の続編となる映画版。シリーズの最後で捕われの身から脱出を果たしたジェシー・ピンクマンが、自身の未来を築くために過去と向き合う姿が描かれている。
10位「FYRE 夢に終わった史上最高のパーティー」(トマトメーター90%)
オシャレな私有島に集う豪華な音楽フェスとして派手に売り出された「FYRE(ファイア)」は、ある実業家の思い上がりとずさんな運営により、未曾有の惨事となり終わったおどろきの実話ドキュメンタリー。
10位「ザ・ブレイカー・アッパラーズ ~別れさせ屋の私たち~」(トマトメーター90%)
ビジネスとして感情を一切はさまず、バッサリと別れ話を代行するジェンとメル。だが、一方が良心のとがめを感じ始めたことで、親友2人の関係に暗雲が…。
7位「クロース」(トマトメーター91%)
サンタクロースの誕生秘話を描いたアニメーション映画だ。「ヘラクレス」や「ターザン」のアニメーター、また「怪盗グルーの月泥棒」の共同クリエイター、セルジオ・パブロスが監督を務める。北極の上にある町にやって来た、落ちこぼれ郵便配達員のジェスパー。手作りのおもちゃがいっぱいの家に住む不思議なおもちゃ職人のクロースと友達になり、住民におもちゃを配り始めると、長年争っていた住民たちのわだかまりが解けはじめる。
7位「いつかはマイ・ベイビー」(トマトメーター91%)
周囲から見ればとても相性のよいサシャとマーカスの二人だったが、当の本人たちは全くそんなつもりもないようだった。それから15年の月日が経ち、有名シェフとしてロサンゼルスで活躍するサシャは、故郷のサンフランシスコで、父親の下で働きながら、実家で平凡に暮らすミュージシャンのマーカスに再会する。久々に会った二人の恋の行方は…
7位「アイ・アム・マザー」(トマトメーター91%)
ロボットの母親に育てられた人間の少女が主人公のSFスリラー。少女は外の世界が危険だからとずっとシェルターの中で生活していた。ある日、傷を負った女性が訪ねてきて、母親から聞いていたシェルターの外の話とは全く違う話を聞き、少女は驚くのであった。
5位「ローリング・サンダー・レヴュー: マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説」(トマトメーター92%)
マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画だ。1975年に行ったボブ・ディランのツアーに、過渡期にあった当時の米国の様子をからめながら織りなす至極のドキュメンタリー映画だ。
5位「ハイ・フライング・バード -目指せバスケの頂点-」(トマトメーター92%)
プロのバスケットボール選手が、ロックアウトを命じられ、金に困った若手選手エリック。高利貸しに金を借りていてその借金も返さないといけない。エリックの相談を受けたエージェントの例は、ロックアウトをできるだけ早く解決するため、自ら動きだすのだが。
4位「ビート 心を解き放て」(トマトメーター93%)
10代の若きヒップホップの天才モンローと高校の警備員をしているロメロの少し変わった友情の物語。
3位「シー・ユー・イエスタデイ」(トマトメーター95%)
化学の天才C.Jとセバスチャンは毎日、手作りの発明品の製作に取り組んでいた。その発明品というのはタイムトラベルが可能になる時空転送装置だ。警察と会ったあと死んでしまったC.Jの兄のカルビンを助けるために、二人はまだ完成していない時空転送装置を使って、過去に戻ろうとする。
1位「ブラック・ゴッドファーザー: クラレンス・アヴァントの軌跡」(トマトメーター100%)
ロッテン・トマトが選んだ一位は、「ブラック・ゴッドファーザー: クラレンス・アヴァントの軌跡」だ。タブーレコードの創立者のクラレンス・アヴァントはブラック・ミュージック界のゴッドファーザーと呼ばれていていた。ビル・ウィザーズ、スヌープドッグ、クインシー・ジョーンズ、オバマ元アメリカ大統領など多くの著名人から信頼される真の指導者であり、音楽や映画などあらゆる分野において陰の立役者でもある彼の人生をたどる。
1位「レボリューション 米国議会に挑んだ女性たち」(トマトメーター100%)
2018年の民主党予備選挙に出馬した女性新人候補者は、周りから勝てるはずがないと思われ悔しい思いをしながらも、あきらめずに草の根で努力する。実際のアメリカ合衆国選挙を元にした作品。