人気歌手のテイラー・スウィフト(29)が、米時間11月24日(日)に開催された音楽授賞式「アメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)」にて、これまでのキャリアのヒット作の豪華メドレーをパフォーマンスした。E!Newsなどが伝えている。
「アメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)」は、ファンの投票で受賞者が決まる授賞式。今年の「AMAs」は米時間11月24日夜から米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターにて開催され、ABCが放送した。
テイラー・スウィフトといえば、今年6月、デビューから去年まで所属していた、レコード・レーベル「ビッグ・マシーン・レコード」が、ジャスティン・ビーバーなどを手掛ける敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンに約300億円で買収されたことがニュースに。これを知ったテイラーは、スクーターが自分のことをイジめてきたこと、そんな彼に自身の過去の楽曲の権利を奪われてしまうことにショックを受け、また「ビッグ・マシーン・レコード」に楽曲の権利を持たせてもらうことができなかったことをSNS上で書きつづった。
そしてテイラーは今回「AMAs」にて「アーティスト・オブ・ザ・ディケイド(過去10年で活躍したアーティスト)」賞を受賞することが前もって決定し、過去作を含むメドレーをパフォーマンスしようとしたところ、なんとこれをスクーター・ブラウンと「ビッグ・マシーン・レコード」のスコット・ボーチェッタが拒否。「テレビで過去の楽曲をパフォーマンスしてはいけない」「ネットフリックスで製作中のテイラーのドキュメンタリーで、楽曲を使用してはいけない」「もししたければ、来年以降に可能となる再レコーディングをするな」と条件を提示されたと、長文で投稿し世間は騒然となった。
その騒動を乗り越え、授賞式の数日前になり、無事ヒット作の豪華メドレーをパフォーマンスする許可が下りたテイラー。そんなテイラーが「AMAs」にて感動のパフォーマンスを披露した。
ステージ上に白いシャツを着て登場したテイラー。そのシャツにはなんと「Speak Now」「Fearless」「Red」といった、テイラーが今回版権バトルで争点となった過去のアルバムのタイトルが書かれていたのだ。そのままテイラーはスコット・ボーチェッタとスクーター・ブラウンに向けたメッセージかのように、男女差別について歌った楽曲「The Man」をキッズダンサーたちと共に披露。
「The Man」↓↓
The @taylorswift13 performance has begun!#AMAs https://t.co/KdqDAcH9zO pic.twitter.com/xcaf0QL1Px
— Good Morning America (@GMA) November 25, 2019
さらにテイラーはシャツを脱いで、「Love Story」「I Knew You Were Trouble」「Blank Space」といったヒット曲を圧巻の歌とダンスで披露。そして「Shake It Off」では、テイラーの世界ツアーでサポートアクトを務めたカミラ・カベロと、人気歌手ホールジーが登場し、一緒にパフォーマンス。
「Shake It Off」↓↓
https://twitter.com/tswiftnzmedia2/status/1198800791617687552?s=20
そしてラストは「Lover」をピアノの弾き語りでロマンチックに歌い上げた。まさにテイラーのキャリアの集大成とも言えるパワフルなステージとなった。
? | The names of Taylor’s albums are all on the edge of her piano during #Lover #AMAs pic.twitter.com/5tBgDJaawb
— Taylor Swift News (@TSwiftNZ) November 25, 2019
パフォーマンス後、「アーティスト・オブ・ザ・ディケイド」賞を歌手のキャロル・キングから受け取ったテイラー。受賞スピーチではまず一緒にパフォーマンスしたダンサーやカミラたちに感謝し、「キャロル・キングが私にこの賞を渡してくれたなんて信じられないわ。今日私の両親もここに来ているの。彼らが高校生の時「Tapesty」はじめあなたの全てのレコード全てを聴き、そのレコードを手に取り、箱に入れて、そして大学まで持って行ったのよ。そして家を持ち、そのレコードたちを持ってきて、そして私と弟に聴かせてくれたの」と、キャロル・キングの楽曲の思い出を語り、これにはキャロルも感動。
さらにテイラーは「そして私は、アーティストたちが人々の人生に多くの変化をもたらすことができるすばらしさを実感し、音楽に恋に落ちたの。あなたは私に音楽の可能性を教えてくれました。すべてのアーティスト、またはアーティストを目指す人すべてが、一生ものの作品を創造するのです。人生において何であっても。実際にこの賞はこの10年の努力と楽しさと思い出を祝うもので、私にとって重要なのは何年もファンのみんなと一緒に思い出を共有できたことです」
「みんな…私たちはすばらしく楽しく、ワクワクするような、すごい時間を一緒に過ごしました。そしてそれはこれからも続くでしょう。私がステージにいる理由でいてくれて、そしてデビューからこの日までキャリアを支えてきてくれてありがとう。みんなのこと心から愛しています。ありがとう『AMAs』。ありがとう、ただただありがとう。私はこれを実現でき本当に幸運です」と感謝のメッセージを送った。
受賞スピーチ↓↓
Hearts full of love as @TaylorSwift13 accepts #AMAs Artist of the Decade. ? #TaylorOnAMAs pic.twitter.com/STi8SS8st8
— American Music Awards (@AMAs) November 25, 2019
トロフィーに囲まれるキュートなテイラー↓↓
Hi guys have I told you lately that I LOVE YOU pic.twitter.com/Up8XXD1XvJ
— Taylor Swift (@taylorswift13) November 25, 2019