2016年より勃発しているジョニー・デップと女優で元妻、アンバー・ハードとの裁判騒動。アンバーの弁護士より2019年11月15日までに要求されていた書類を、ジョニーが提出しなかったことが判明した。
現地時間10月18日、バージニア州のブルース・ホワイト裁判官は「関連する医療記録」として、ジョニー・デップのアルコールと薬物使用に関する資料を引き渡すように命じ、2019年11月15日までにジョニーは文書要求されたすべてのものを作成するように要求されていた。しかしジョニーは提出が間に合わなかったという。
米Deadlineによると、今回提出が間に合わなかったことにより、司法当局は、陪審員による審議の開始を当初予定の2020年2月から8月にまで延期することを決定した。
これに対して、アンバー・ハード側は、裁判の長期化を嫌がり延期は2か月にとどめてほしいと要求しているという。ジョニー・デップも、2020年8月15日よりハリウッド・ヴァンパイアーズとしてヨーロッパツアーが予定されていることから、もっと早く審議を始めることを要求する可能性があるという。どちらにとっても、裁判が長期化することで、仕事に悪影響が出ることは避けたい意向のようだ。
ジョニーとアンバーは『ラム・ダイアリー』で共演後、熱愛が発覚し2015年2月に結婚。しかし翌年の2016年にアンバーが離婚を申請し、さらにはジョニーからDVを受けていたことを主張。その後ジョニーがアンバーに和解金約700万ドルを支払うことで合意に達したが、その後、ジョニーがアンバーを訴えていた。
これまでも度々報道されてきたジョニーとアンバーの泥沼裁判。当人だけではなく、ジョニーのファンがアンバーに対し『アクアマン2』の出演を取り消すよう運動を起こしたりなど、かなり波紋を呼んでいる。この泥沼裁判は、まだまだ決着がつかないようだ。