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ビリー・アイリッシュ、「重度のうつだった」ことを告白 「アリアナ・グランデに共感」、うつと闘う人へメッセージも

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ビリー・アイリッシュ

人気歌手のビリー・アイリッシュが「重いうつ」を経験していたこと、また歌手のアリアナ・グランデの発言に共感すると話した。

アリアナ・グランデは2018年にビルボードの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ヒット曲「サンキュー・ネクスト」で自身初となるNo.1を獲得するなど大成功の年であったが、アリアナは「今年はキャリア的には最高だったけど、人生では最悪だった」と、仕事とプライベートが逆であったとはなした。

今回ビリー・アイリッシュは12月4日、Apple Music主催の授賞式「Apple Music Award」に登場。そこでここ数年間重いうつ病に悩まされていたが、最近抜け出したことを話した。

「Apple Music Award」でパフォーマンス
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ビリーは今年3月にデビューアルバム「WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」をリリースし英米両国はもちろん全世界11ヵ国で1位を獲得。英国では女性ソロ最年少1位、米国シングル・チャートでは14曲同時チャート・インを果たした。急激に高まる人気とは裏腹に、世間から注目を浴び始めた時はうつの真っただ中だったという。

授賞式で司会のゼイン・ロウに「この1年の成功はどう感じている?」と聞かれたビリーは「あなたに最後に会ったのはヨーロッパよね。面白いことに、あの時は最もうつがひどい月だった。当時のインタビューであなたはわたしがうつだって全然気づかなかったよね。あの時はほんとうに素晴らしいことが起こっていたのに、私は全然うわの空だったんだ」と、前回のインタビュー時は絶不調だったと明かした。

うつの原因についてビリーは「よくわからない」と話したが、多くのメンタルヘルスに関する症状の原因ははっきりとわからないことが多い。ビリーのように夢が実現し、スーパースターへの階段をのぼりはじめたとしても、心の病は変わらないというのだ。

その点でビリーはアリアナ・グランデに共感できると話す。

「理由はわからない。うつがアルバムと関係しているとは思わないかな、リリース前と後で気分は変わらなかったし。去年アリアナがビルボードで『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』を受賞した時に言った『今年はキャリア的には最高だったけど、人生では最悪だった』っていうのを聞いて『えっ』って思った。パワフルなスピーチだったし、完全に理解できたもの」

ビリーのうつは早い段階から始まったようで、今年7月「ローリング・ストーン」誌のインタビューでは「14歳くらいの私はほんとうに惨めだった。すごく取り乱して混乱してた。13歳から16歳まではきつかったな」と明かしている。

今では彼女のうつもだいぶ良くなったようで、「うつを脱出する方法を聞かれるけど、自分自身や周りの状況に対して辛抱強くいること。それしかないよ」と、同じくうつで悩む人々へメッセージを送った。

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