Netflix映画『アイリッシュマン』が現在Netflixにて独占配信中だ。本作は第57回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として、配信に先駆けて初お披露目されて以来、注目を浴び続けている上映時間209分というスコセッシ監督渾身の超大作となっている。この度、第77回ゴールデン・グローブ賞映画部門におきまして、本作が作品賞、監督賞、助演男優賞ほか4部門5ノミネートを獲得。
本作は、全米トラック運転組合のリーダー:ジミー・ホッファの失踪、殺人に関与した容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマン:フランク“The Irishman”・シーランの半生を描いた物語。
全米トラック運転組合のリーダー:ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の不審な失踪と殺人事件。その容疑は、彼の右腕で友人の凄腕のヒットマンであり、伝説的な裏社会のボス:ラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)に仕えていたフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)にかけられることに。アメリカ最大の未解決事件といわれるこの事件をきっかけに、犯罪組織の抗争、主導権争い、政権とのつながり、そしてJFK暗殺事件への関与まで、シーランを通じてアメリカ裏社会の闇と事件の真相が浮き彫りになっていく。
ハリウッドレジェンドとも呼べる豪華キャスト集結とスコセッシ監督との映画史に残るタッグはもちろんだが、作品の完成度の高さが大きな話題となっており、評論家、メディアからは「スコセッシが映画史に刻む超大作」(RollingStone)、「正真正銘のスコセッシ最高傑作」(The Guardian)、「裏切りと後悔の芸術的な描写に圧倒される」(TIME)、「パチーノの卓越した存在感」(VARIETY)、「ペシ待望のカムバック」(The New York Times)、「★★★★★今年度最高傑作」(RollingStone)と大絶賛、さらに米・映画レビューサイトRotten Tomatoesでも批評家スコア96%という高評価を維持し続けている(12/9時点)。
その評価を裏付けるようにアカデミー賞の前哨戦として知られる米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞にて【作品賞】、そして第85回ニューヨーク映画批評家協会賞でも【作品賞】を受賞し、同賞ではジョー・ペシが最優秀助演男優賞を受賞、さらに放送映画批評家協会賞では【作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞】などを含めて、最多となる14ノミネートを獲得するなど賞レースのトップを走り続けている。そして、ついに米現地時間9日に発表となった第77回ゴールデン・グローブ賞映画部門において、並み居る強豪を押しのけて、【作品賞】、【監督賞】、【助演男優賞】、【脚本賞】の4部門5ノミネートを獲得いたしました。これにより、ゴールデン・グローブ賞の受賞の行方はもちろんだが、本年度アカデミー賞3部門を受賞したNetflix映画『ROMA/ローマ』同様に、今後の各賞レースを席巻することにも益々注目が集まっている。
Netflix映画『アイリッシュマン』
独占配信中