滅多にインタビューを受けることがない歌手ビヨンセが、12月17日に発売される雑誌「ELLE」にて珍しくインタビューに応じ、過去の辛い経験とそれを乗り越えた今の自分自身の考えを語った。
2008年にラッパーのジェイZと結婚し、2012年に第一子ブルー・アイビーを出産したビヨンセ。実は2010年ごろ、1度流産していたことを告白していた。また、その後はジェイZの不倫疑惑や不仲説もささやかれたが、2017年には双子のルミとサーを出産している。
彼女はインタビューの中でこのように語った。
近年メジャーな音楽賞を受賞していないことについて
「『成功』というものの見方が、これまでと変わってきているの。流産という痛みを経て、誰かの母親になる前に自分自身の母親にならなきゃいけないと考えるようになった。辛い経験だったけれど、得たものも大きかった。ある意味、ギフトだったのね。それからブルー・アイビーが生まれて、自分自身と深く向き合うようになったの。そしてさらに強くなった。もう、振り返ることはしないわ。『ナンバーワン』じゃなくていいって思えるようになったの。それよりも、私が死んだ後もずっと長く生き続けてくれるような、アートやレガシーをつくりたい。それができれば、もう十分よ」
カラオケで歌う曲は?
「『エスケープ(ピニャコラーダ・ソング)』と『ホテル・カリフォルニア』ね!特に『ホテル・カリフォルニア』のギターソロはすっごく盛り上がるの」
体型や体重について逐一コメントしてくる人について
「15年前だったら、『女性らしい体型を維持しなきゃ』って思っていたから、そんなコメントももっと気にしていたかもしれないけど…出産したことで精神的にも成長したからかしら、『私の価値は私の体型や見た目で判断されるものじゃない』って考えられるようになったの。何を言われても気にしないことで、すごく解放されたわ。それに、『本当の美しさは、外からは見えない』ってことも学んだ。みんな、他の人ばかり気にして批判するんじゃなくて、自分自身を磨けばいいのよ」
いちばん聞かれてイヤな質問は?
「『妊娠してる?』ね。ほっといてよって感じ」
いちばん大変なことは?
「仕事とプライベートのバランスを保つことね。仕事をしつつ、ブルー・アイビーを学校へ送って、ルミとサーを遊びに連れて行って、夫とデートもしたいし、夜は家族みんなで食事するの。とっても大変だけど、きっと働くママってみんなそうなのよね」