「スター・ウォーズ」のエピソード7から主役として抜擢され、注目されるようになった女優デイジー・リドリー(27)が、21歳にして、いきなり世界的に注目されるようになったエピソードを明かした。NET-A-PORTERが伝えている。
デイジー・リドリーはエピソード7から主役のレイ役を務め、12月20日から公開される「スター・ウォーズ」のサーガの最終章である「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題: Star Wars: The Rise Of Skywalker)」にも出演を果たしている。
そんなデイジーが「NET-A-PORTER」のインタビューに応じた。デイジーは自身も大好きな世界的ヒット映画「スター・ウォーズ」シリーズの主役にたった21歳の若さで選ばれたことに対して「クレイジーすぎるわ!」と明かした。
まさに一晩で一躍有名になったと言うデイジー。「私がみんなに『スター・ウォーズ』で演じることを話したとき、最初は誰も信じてくれなかったわ。でもそれ以上に、私自身どんな世界のなかに入っていくことになるのかがわからなかった」とコメント。さらにデイジーは「もちろん、この映画は世界中でたくさんの人に観てもらうことになることはわかっていたわ。でも、わたしはそんなことよりも、いったいどれくらいの期間をかけてこの作品を撮影することになるのか、そしていったいどれだけ私が『スター・ウォーズ』の作品の世界に生きていかなければならないのかが心配だったの」と、不安もあったようだ。
デイジーは「スター・ウォーズ」のメインキャストに選ばれて以来、90%は役を演じることができる「喜び」を感じる一方で、残りの10%では大役をつとめる「怖さ」を感じていると話している。
若くして大役に選ばれたことについても「20代の若いときはなにもかもが“クレイジー”に感じるのは当たり前なことよね。クレイジーなことを経験していくなかで、いったい自分が“何が好きなのか?何が嫌いなのか?”を探している途中なの」と明かした。
またデイジーは、「スター・ウォーズ」で演じることができる喜びは、どこにいっても人々の注目をあびることになるプレッシャーがあってこそ感じられるものだという。
「プレミアでのはじめての上映の後、トイレから出たときにみんなの視線を感じたのを覚えているわ。それは本当に不思議な感覚だった」「私は、なんでみんなが私のことをじっと見ているのかがわからなかったの。いつも突然来る視線にどうするのがよいのかわからなくて困っちゃって…。いまは少し慣れてきたけどね」
「スター・ウォーズ」でレイ役を演じることが決まってから、デイジーはケネス・ブラナー監督の「オリエント急行殺人事件(原題:The Murder On The Orient Express)」や「ピーターラビット(原題:Peter Rabbit)」、そして最近では「オフィーリア(原題:Ophelia)」などの映画作品でもメインキャストとして選ばれている。
「オフィーリア」はクレア・マッカーシーが監督をつとめ、セミ・チェラスの脚本によってリサ・クラインの小説を原作として作られた映画。この作品では、象徴的なシェークスピアの演劇の世界がスノーリーの舞台となっているが、主人公のオフィーリアと彼女の宮廷での生活に焦点を当てて、彼女の目線からの世界観を描いたものになっている。
デイジーは、名作「ハムレット」の古典的なストーリーを主役という立場から観客に伝えることとなった。しかし残念ながら映画の売れ行きはあまり良いものとは言えるものではなかった。彼女は「たったの二人しか」見てくれていないように感じてがっかりしたと語る。
「あの結果はほんとに辛かったわ。でも私ができることは演じきることのみ。その後のことは、私がどうこうできることではなくて映画自体の話」映画評論家からは絶賛されたが、芳しくなかった興行成績について、彼女はこうコメントした。
しかし、そんな結果があったにもかかわらずデイジーは彼女自身の将来についてポジティブに話している。「わたしがレイ以外の役をやればやるほど、みんな私のことを役者としてみてくれる。今は自分自身の道を歩いてるところなの」